XiaomiのSIMフリースマホ、POCO X3 NFCを、中国のECサイトBanggoodで購入しました。
- 6.67インチ FHD+ディスプレイ
- リフレッシュレート120Hz
- Snapdragon 732G搭載
- 6GB / 64GB or 128GB
- バッテリー容量5,160mAh
- 超広角を含む4眼カメラ
2万円台で購入できる、良い感じのスマホないかなー?と探して見つけたのがPOCO X3 NFC。
実際に使ってみると、基本性能がかなり優秀で、なるべく安いスマホを探している人におすすめできると感じました。
本記事では、POCO X3 NFCを実機レビューしていきます。
なお、POCO X3 NFCは「技術基準適合証明」(いわゆる「技適」)を取得していません。
私は本記事を作成するにあたり、総務省に試験利用の届け出を行ったうえで使用しています。
総務省>>技適未取得機器を用いた実験等の特例制度
こちらの記事では2021年4月に発売されたPOCO F3をレビューしています。
3万円台でAnTuTu60万点超えの超コスパモンスターです。
人気爆発中のスマホなので本記事と併せて御覧ください。
![](https://chibimegane.com/wp-content/uploads/2021/04/poco-f3-320x180.jpg)
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POCO X3 NFCの外観と付属品
X3 NFCはPOCO製のSIMフリースマホです。
POCOはXiaomi(シャオミ)のサブブランドで、低価格帯に特化したスマホを販売しています。
POCO X3 NFCのカラーバリエーションは2色。
- シャドーグレイ
- コバルトブルー
僕はシャドーグレイを購入しました。
やや青みがかった配色が非常に良い感じ。
背面は光沢が強く、ガラス製ではありませんが綺麗です。
ブランド名が大きく表示されているのは好みが分かれるポイントだと思いますが、個人的には好きです。
側面もメタル風フレーム。
全体的に指紋が付きやすいので、ケースを付けたほうが良いかもしれません。
サイズは約165.3mm×76.8mm×9.4mmと超巨大!
一昔前のタブレットくらいのサイズ感なので、片手操作はまず無理です。
重さも216gとヘビー級で、持つとズッシリきます。
付属クリアケースを装着すると241gにもなるので、女性やお子さんが扱うのは厳しいかもしれません・・・。
右側面には音量ボタンと電源ボタン。
左側面にはカードスロットが搭載されています。
POCO X3 NFCのカードスロットは、SIMカードとSDカードの排他的利用タイプ。
- Nano SIM×2枚
- Nano SIM+Micro SD
どちらかの使い方になるので、ご注意下さい。
底面には3.5mmイヤホンジャック、USB Type-Cポート、スピーカー。
イヤホンジャックが搭載されているのは、1つ嬉しいポイントになりますね。
上部にはマイクと赤外線リモコンブラスターがあります。
Xiaomiのスマホの特長でもある赤外線リモコン機能が、POCO X3 NFCにも搭載。
対応家電のリモコンを一本にまとめられるので、非常に便利です。
Xiaomiのスマホ赤外線ブラスターが付いてるから,エアコンのリモコンとして使える
— CIWS (@tCIWS) November 25, 2020
こちらが背面のカメラ部分です。
超広角・マクロを含む4眼カメラ搭載。
左寄りにカメラが搭載されているスマホが多いですが、POCO X3 NFCはど真ん中と変わったデザインをしています。
かなり出っ張っているので、傷がつかないように注意しなければいけません。
なお、付属のクリアケースを装着すれば直接デスク等に触れることがなくなります。
POCO X3 NFCは、ケース装着必須ですね。
POCO X3 NFCの付属品は以下のとおりです。
- 説明書・保証書
- SIMピン
- クリアケース
- 保護フィルム
- USB充電器(ACアダプター)
- USBケーブル
USB充電器は海外仕様のものなので、直接日本では使えません。
ただ、Banggoodで注文した場合には、変換アダプタが無料で付属されていました。
中華スマホは、クリアケースと保護フィルムが付属しているのでコスパの良さがありますね。
強度も高くてしっかりしていますが、USBポートの保護部分が蓋状になっていて、充電しづらかったです。
ディスプレイ保護フィルムは最初から貼られていました。
POCO X3 NFCのスペック表
POCO X3 NFCのスペックは以下のとおりです。
サイズ | 約165.3mm×76.8mm×9.4mm |
重さ | 約215g |
ディスプレイ | 6.67インチ 液晶 FHD+(2400×1080) 縦横比 20:9 395ppi Corning Gorilla Glass 5 |
リフレッシュレート | 120Hz |
タッチサンプリングレート | 240Hz |
OS | MIUI 12 for POCO (based on Android 10) |
CPU | Qualcomm Snapdragon 732G オクタコア:2×2.3 GHz & 6×1.8 GHz |
GPU | Adreno 618 |
RAM | 6GB LPDDR4X |
ROM | 64GB/128GB UFS 2.1 |
外部メモリ | microSDXC 最大256GBまで |
アウトカメラ(メイン) | 6400万画素(ƒ/1.89 絞り値) |
アウトカメラ(超広角) | 1300万画素 (ƒ/2.2 絞り値 / 画角119 °) |
アウトカメラ(ポートレート) | 200万画素 (ƒ/2.4 絞り値) |
アウトカメラ(マクロ) | 200万画素 (ƒ/2.4 絞り値) |
インカメラ | 2000万画素 (ƒ/2.2 絞り値) |
ビデオ(アウトカメラ) | 4K/1080P/720P@30fps 電子式手ブレ補正 |
ビデオ(インカメラ) | 1080P@30fps |
バッテリー | 5,160mAh 33W急速充電対応 |
ポート | USB Type-C 2.0 |
生体認証 | 指紋センサー内蔵電源ボタン 顔認証(カメラ) |
対応SIM | 物理SIM×2 ※SDカードとの排他的利用 |
DSDV | 対応 |
対応Band | GSM: B2/3/5/8 WCDMA: B1/2/4/5/8 FDD-LTE: B1/2/3/4/5/7/8/20/28 TD-LTE: B38/40/41 (2535-2655MHz) |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver.5.1 |
オーディオコーデック | MP3, FLAC, APE, DSF, M4A, AAC, OGG, WAV, WMA, AMR, AWB |
イヤホンジャック | あり(3.5mm) |
スピーカー | ステレオ(ハイレゾ) |
防塵防滴 | IP53 |
FeliCa(おサイフケータイ) | 非対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
OSはMIUI 12
OSはAndroidベースのMIUI 12。
独自機能も多く含まれていて、使いやすいと思います。
スマホを2台持っているかのように使えるセカンド・スペース。
アプリが2つに増える「デュアルアプリ」も特長的です。
InstagramとFacebookが2つあるのが分かりますか?
複数のアカウントを使い分けている人に重宝します。
対応Bandはソフトバンク回線が快適
対応Band(回線)は多い方ではありません。
試験利用のためSIMカードを挿入して通信状況を試すことはできませんが、ソフトバンク回線であれば快適に使うことができそうです。
ドコモ回線は、地方都市・山間部での利用は厳しいものの、主要都市であれば使えるでしょう。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(△) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)✕ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(✕) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)✕ Band 26(Band 18を内包)✕ |
楽天回線(✕) | Band 3 ○ Band 18(パートナー回線)✕ |
SIMフリーAndroidスマホが好きならソフトバンク回線がおすすめ!
世界で標準的に使われているBandに対応しているのがソフトバンク回線になります。
格安料金プランのLINEMOやワイモバイル・格安SIMなら月額料金が安く抑えられるのでサブスマホにもピッタリです。
こちらの記事でソフトバンク回線が使える通信会社を紹介しているので本記事と併せてぜひ御覧ください。
![](https://chibimegane.com/wp-content/uploads/2021/02/chonge-to-softbank-320x180.png)
デュアルアプリなどの便利な機能が搭載されているのは嬉しいものの、日本で特に需要の高い以下の機能は非搭載となっておりますので、ご注意ください。
- 防水(防滴ならOK)
- おサイフケータイ
- ワイヤレス充電
製品名に「NFC」と入っていますが、日本では決済機能が使えない状態です。
NFCに対応しているものの、FeliCaには非対応。
このため、Google Payが使えてもタッチ決済はごく一部のサービスに限られます。
POCO X3 NFCの使用感レビュー
ここからはPOCO X3 NFCを実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
ディスプレイ
ディスプレイは、6.67インチのIPS液晶です。
有機ELではないものの非常に綺麗でした。
画面解像度は1080×2400のFHD+。
Widevineも「L1」なので、Netflixの再生仕様もしっかり「Full HD」になっています。
視野角も広く、多少きつい角度でもしっかり表示できます。
インカメラの切り欠きがないパンチホール型で、ほぼ全画面ディスプレイです。
サイズ感が大きく重たくなってしまいますが、広いディスプレイだと純粋に見やすいですよね。
僕がメインで使っているGoogle Pixel 5(6インチ)と比較してもこのとおり。
指紋認証
POCO X3 NFCのロック解除は指紋認証です。
電源ボタンに指紋認証センサーが搭載されています。
反応はそれほど速いほうではなく、タッチから僅かに時間がかかかりました。
もちろんフロントカメラを利用した、顔認証も搭載されています。
ただ、暗所で一切ロック解除できないので全くおすすめできません。
AnTuTuベンチマークテストの結果
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。
最も有名なAnTuTuを使ってみたところ、総合スコアは268279ポイントでした。
スコア的には、軽いゲームまでなら難なくこなせるミドルレンジということになります。
人気のRedmi Note 9sや、僕がメインで使っているGoogle Pixel 5に迫るスコアで、基本性能は十分高いです。
これが2万円台で買えちゃうなら超コスパが良いと思います。
![](https://chibimegane.com/wp-content/uploads/2020/09/umidigi-vs-redmi-320x180.jpg)
![](https://chibimegane.com/wp-content/uploads/2020/10/Pixel-5-320x180.jpg)
動作性能
スコアだけ見てもあまり参考にならないので、動作性能を見ていきましょう。
アプリの起動速度をiPhone SE(第2世代)と比較してみました。
なお、iPhone SE(第2世代)のAnTuTuベンチマークスコアは431652ポイント。
画像の読み込みに時間がかかるようで、楽天市場のように重いサイトだと表示に差が出ますね。
Twitterのスクロールも画像を読み込むと少々ひっかかりがあります。
ただ、比較すると遅いだけであってサクサク動かないわけではありませんよ?
ネットサーフィンや動画閲覧なら、難なくこなせる性能はあります。
こちらの動画でもう少し長く操作しているので、是非御覧ください。
AnTuTuストレージテスト
AnTuTuでストレージ速度のテストをした結果がこちら。
値段相応で、それほど速くはありません。
特に書き込み速度はかなり遅い結果でした。
RAMが6GBを搭載されているものの、本体起動に少し時間がかかります。
バッテリー性能
POCO X3 NFCのバッテリー容量は5,160mAhと大容量。
PC MARKというアプリで、バッテリー残量100%から20%まで消耗する時間を計測した結果、19時間24分でした。
連続で19時間以上使い続けることができるので、バッテリーは超長持ち!
ゲームを長時間プレイする等、特殊な使い方をしなければ途中充電しなくても2日くらい過ごすことができそうです。
また、Xiaomiの急速充電規格「Mi Turbo Charge」に対応しているので、充電時間も短くて済みます。
付属の充電器を使ってみたところ、最大30W出力で充電されていました。
スマホの充電は速くても18W前後なので、驚くほどハイパワー!
Mi Turbo Chargeでの充電中は、バッテリー容量が徐々に増えて行く様子が分かって、面白いですよ。
スピーカー性能
POCO X3 NFCはステレオスピーカーです。
本体上部・下部2つのスピーカーから音が流れます。
音楽を聞くのはもちろん、動画を見たり、ゲームをする時も迫力あるサウンドを楽しむことができるでしょう。
音質は普通で、僅かに上部スピーカーの音量が小さい気がしました。
カメラ性能
POCO X3 NFCは、超広角を含む4眼カメラを搭載しています。
いくつか撮影してみたので作例を御覧ください。
全て画像の調整はAI任せで、シャッターボタンをタップしただけです。
119°の超広角カメラも搭載されています。
屋外は、あいにくの曇り空でしたが綺麗に撮影できています。
ポートレートモードもマクロカメラも良い感じです。
夜間で光が少ない場所でも、結構明るく撮影できます。
超広角カメラでは、ナイトモードで撮影できませんでした。
最大10倍までのデジタルズームで撮影可能ですが、実用的なのは2倍までですね。
動画も撮影してみました。
4K / 30FPSまで撮影可能です。
普段の撮影なら1080P / 60FPSがおすすめです。
手ブレ補正もしっかり利いて、綺麗に撮影できました。
夜間撮影は、あまり得意ではないようです。
全体的にチリチリしてしまいます。
それほど多く撮影できませんでしたが、カメラ性能はかなり優秀だと感じました。
鮮明にシャープな画像が出来上がる印象です。
カメラ性能を重視している人には物足りないと思いますが、そこそこの写真を簡単に撮影したいなら、POCO X3 NFCを使っても問題ありません。
POCO X3 NFCでゲームは快適にできる!?
POCO X3 NFCは、以下の特長があるように、ゲームが快適にできることをウリにしているようです。
- リフレッシュレート120Hz
- タッチサンプリングレート240Hz
- 水冷システム搭載
- ゲームターボモード搭載
ただ、実際にいくつかゲームで遊んでみましたが、特に優秀とは感じませんでした。
そもそも基本性能がミドルレンジのスマホなので、リフレッシュレートやタッチサンプリングレートが高くても、うまく活かせないのだと思います。
例えば、PUBG Mobileのグラフィック設定は、「スムーズ」で「ウルトラ」止まり。
カクついて遊べない!なんてことはありませんが、普通です。
ただ、発熱に関してはかなり抑えられていると思います。
2試合ほどPUBG Mobileをプレイしましたが、本体が熱くなることはありませんでした。
ゲーミングマシンのようなイメージはあるかもしれませんが、過度の期待は禁物。
軽いゲームをプレイするなら何の問題もありませんが、3Dゲームを快適にプレイしたいのであれば、高スペックのスマホを購入したほうが良いでしょう。
POCO X3 NFCの評判・口コミ
POCO X3 NFCの評判・口コミを見ていきましょう。
Poco x3の手ブレ補正がすごくて無駄に嫁撮って試してえる。
これいいなー— さにまる (@llana1214) December 16, 2020
POCO X3 NFCで4K動画撮影してそこから切り出した写真。普通に良い。 pic.twitter.com/BEnoo8OJPP
— 濃厚人面 (@whitebear2438) December 12, 2020
poco x3 nfcってDAC別で良いの積んでるのって位音良いね、DC02繋げりゃ出力も足りるし pic.twitter.com/aUS9L4nTDR
— モノクロ君 (@periperiz1) November 30, 2020
poco x3 nfc、snapdragon 732Gだしそれなりのスペックなのに、何故かプロセカが激重である。
ゲームブーストモード使っても全然だめ。
特に押しっぱなしのやつが来ると異様にカクつく。
antutuは28万弱なんだけどなぁ…
困ったもんだ🤔— 毛糸 (@mojamoja_vip) November 26, 2020
あまり使っている人は多くない感じですね(総務省に届け出しなきゃいけないし一応)。
価格以上の基本性能と、カメラ性能が素晴らしい!という声が結構多かったですね。
ゲーム性能については、やっぱりマズマズと言ったところでしょうか。
POCO X3 NFCのレビューまとめ
POCO X3 NFCをレビューしました。
2万円台で購入できるスマホとしては、かなり優秀な性能を持っていました。
ネットサーフィンや動画視聴、軽いゲームをするなら特に不満はないでしょう。
サイズが大きくて重たいという弱みはあるものの、他のスマホよりもコスパが高いのが魅力です。
もし購入しようか迷っているなら、中国のECサイト「Banggood」や「AliExpress」をチェックしてみてください。
頻繁にセールを開催しているので、2万円台前半で販売していたら買っちゃいましょう!
なお、2020年12月20日現在、POCO X3 NFCは技適を取得していないので、日本国内で利用するには総務省への届け出が必要です。
購入を検討している場合には、くれぐれもご注意ください。
総務省>>技適未取得機器を用いた実験等の特例制度
SoftBankに乗り換えを検討している人朗報です!
ソフトバンク正規代理店「スマホ乗り換え.com」でスマホセールを開催中。
ラインナップは以下のとおり。ソフトバンク「新トクするサポート」による分割払い適用後の実質価格になります。
- Google Pixel 8a:実質24円
- Google Pixel 8 Pro:実質24円
- Xiaomi 13T Pro:実質24円
- motorola razr 40s:実質24円
- LEITZ PHONE 3:実質37,956円
- AQUOS R8 Pro:実質24円
- Xperia 10 Ⅴ:実質9,840円
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- Redmi 12 5G:一括1円
- iPhone 15 Pro:実質24円
- iPhone 15:実質12円
- iPhone 14:実質24円
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