AUKEYのUSB充電器「Omnia Mix4(PA-B7)」を購入しました。
Omnia Mix4は、2020年4月から順次販売されている、AUKEYの最新主力シリーズ「Omnia(オムニア)」の1つ。
Omnia Mix4にはUSBポートが4つ搭載されており、4台同時充電可能。
また、単ポートの最大出力が100Wにおよび、16インチクラスのノートパソコンへの給電も余裕です。
本記事では、AUKEYのUSB充電器「Omnia Mix4(PA-B7)」をレビューしていきます。
なお、こちらの記事で他のOmniaシリーズをまとめて紹介しておりますので、本記事と併せて是非御覧ください。
AUKEY Omnia Mix4の外観と付属品
Omniz Mix4(PA-B7)は、AUKEY製のUSB充電器です。
カラーバリエーションは黒と白の2色で、僕は黒を購入しました。
光沢の少ないマットな外観で、指紋が目立ちにくくて良いですね。
サイズは69.8 x 69.3 x 33mmと、4ポート充電器としてはコンパクト。
重さも207gと、毎日持ち歩いても苦にならない軽さ。
複数の充電器を持ち運ぶことを考えれば、これ1台持ち歩けば良いので余裕です。
前面にUSB-Aポートが2つ、USB-Cポートが2つ並んでいます。
USB-Aポートは12W出力、USB-Cポートは100W出力と超ハイパワー!
USBポートの上部にLEDインジケーターが搭載されており、通電時に白色に点灯します。
電源プラグは持ち運びに便利な折りたたみ式なので、鞄の中で他のデバイスを傷つけることがありません。
本体下部には仕様がプリントされています。
PSEマークは菱形で、株式会社美貴本によって検証が行われたようです。
USBチェッカーでPDOを確認しようとしましたが、なぜかエラーになってしまい確認できず・・・。
USB Power Deliveryのパワールールに準拠しているのか不明です。
Omnia Mix4には、マニュアル・保証書以外の付属品はありません。
充電ケーブルが付属していないのでご注意ください。
特に、60W以上の給電が必要な場合には、5A出力に対応したeMarker搭載のUSBケーブルが必要になります。
AUKEY Omnia Mix4を使うべきメリット
Omnia Mix4を使うメリットと言うべきところは、以下の2つです。
- 最大100W出力
- 4台同時充電可能
1つずつ紹介していきます。
最大100W出力
Omnia Mix4は、USB-C単ポートで最大100W出力に対応しています。
実際に給電中の電力を計測してみたところ、上下どちらのUSB Type-Cポートも100W出力を確認できました。
スマホやタブレットはもちろん、16インチクラスの大型ノートパソコンでも余裕で充電できちゃいます。
最新のMacBook Pro(16インチ)は97W出力が必要になるので、フルパワーでの充電が可能になります。
あなたがお持ちのデバイスで、Omnia Mix4で充電できないものはないでしょう。
ただし、60W以上の給電が必要な場合には、5A出力に対応したeMarker搭載のUSBケーブルが必要になります。
ノートパソコンの充電用に購入を検討している方は、USBケーブルを確認しておきましょう。
USB-Aポートも、Quick Charge等の急速充電規格には対応していないものの12W出力なので、スマホに付属の5W充電器に比べればパワフルに充電可能です。
コンパクトなサイズ感でもハイパワーなのが、AUKEY Omniaシリーズの特長です。
GaN(窒化ガリウム)を採用したOmnia Chip(オムニアチップ)が、小型化を実現しています。
4台同時充電可能
Omnia Mix4にはUSBポートが4つ搭載されています。
そのため、4台のデバイスを同時充電可能です。
これまでは各デバイス毎にバラバラの充電器を使わなければならかったのが、Omnia Mix4に集約できるので、非常に重宝します。
ただし複数のUSBポートを使用した場合には、最大出力が合計102Wに調整されるのでご注意ください。
単ポートで100W出力になっていたUSB-Cポートも、スマホを同時充電すると電力が低下しました。
USBポートの複数同時利用による最大出力をまとめると、以下の表のとおりになります。
USB-A(上) | USB-A(下) | USB-C(上) | USB-C(下) | |
USB-A(上) | 12W | |||
USB-A(下) | 12W | |||
USB-C(上) | 100W | |||
USB-C(下) | 100W | |||
USB-A(上下) | 合計12W | |||
USB-C(上下) | 45W | 45W | ||
USB-A(上or下) USB-C(上or下) |
12W | 65W | ||
USB-A(上) USB-C(上下) |
12W | 45W | 45W | |
USB-A(下) USB-C(上下) |
12W | 45W | 45W | |
USB-A(上下) USB-C(上) |
合計12W | 65W | ||
USB-A(上下) USB-C(下) |
合計12W | 65W | ||
USB-A(上下) USB-C(上下) |
合計12W | 45W | 45W |
AUKEY Omnia Mix4のイマイチなところ
Omnia Mix4を使ってみて、唯一イマイチだと感じた点は、USB-Cポートから以下のPower Delivery以外の急速充電規格が検出されたことです。
- Apple 2.4A
- Quick Charge 3.0
- Quick Charge 2.0
- Samsung AFC
- Huawei FCP
USB Type-Cには「Power Delivery」以外の独自充電規格を搭載してはいけない、というルールが定められています。
つまり、Omnia MiX4は規格違反です。
搭載しているなら仕様に表示してくれたら良いのですが、それもありませんでした。
ただ、eMaker搭載ケーブルが破損してしまう可能性が0ではないものの、実際に使ってみた範囲では実用上問題はなさそうです。
また、USBチェッカーがエラーになってしまいPDOを調べることができなかったので、挙動が不安定なところも気になります。
気になる方は、購入しないほうがいいかもしれません。
AUKEY Omnia Mix4(PA-B7)のレビューまとめ
AUKEYのUSB充電器「Omnia Mix4(PA-B7)」をレビューしました。
急速充電に対応し、4ポート構成ながらもコンパクトで非常に使いやすいモデル。
4台の充電器が1つにまとまるのはメリットでしかなく、家でも外出先でも活躍してくれます。
あなたが複数のデバイスを持ち歩いているなら、必携したいUSB充電器です。
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