AUKEYのUSB Type-Cケーブル「CB-CD23」を購入しました。
eMarkerを搭載しているので、USB Power Deliveryの最大値、100W給電可能なUSBケーブルです。
USB3.2 Gen2準拠で、データ転送速度は最大10Gbps。
USB Type-Cポート搭載のモニターとの接続に利用すれば、4K映像の出力に対応しています。
ポイントまとめ
安いUSBケーブルであれば、いくらでもあります。
しかし、CB-CD23は価格は少々高いものの、1本は持っておきたいハイスペックなUSB Type-Cケーブルです。
本記事では、AUKEY CB-CD23をレビューしていきます。
AUKEY CB-CD23の外観と付属品
CB-CD23は、AUKEY製のUSBケーブルです。
コネクタの形状はUSB Type-C to USB Type-C。
長さは1mの1種類のみ。
パソコン周りで利用するには問題ないですが、充電用のケーブルとしては少し短いかもしれませんね。
重さは34gと、1mのケーブルにしてはかなりの重さです。
ケーブルは、TPE(熱可塑性エラストマー)というゴムとプラスティックを混ぜたポリマー素材でできています。
頑丈にできていて、簡単に断線しない耐久性の高さが特長です。
ケーブルの太さは5mmとかなり太いです。
耐久性が高いのは嬉しいのですが、使い初めは硬すぎて思う通りに曲がってくれない場合もあります。
ケーブルを纏めるためのマジックテープが装着されています。
綺麗にまるめれば、コンパクトになるので持ち運びに便利です。
CB-CD23の付属品は、マニュアルと保証カードのみ。
AUKEY CB-CD23のスペックと特長
CB-CD23のスペックは以下のとおりです。
型番 | CB-CD23 |
長さ | 1m |
ケーブル素材 | TPE |
コネクタ | 両端ともUSB Type-C |
最大出力 | 100W(20V / 5A) |
最大転送速度 | 10Gbps |
最大解像度 | 4K |
eMarker搭載で100W出力可能
USB Type-Cのケーブルには2種類あります。
3Aまでの電力供給に対応しているものと、5Aまでの電力供給に対応しているものです。
大きな電力を流す場合、発火などの事故が起こる可能性があります。
安全性を確保するため、3Aを超える電力供給に対応しているケーブルには「eMarker(イーマーカー)」というICチップの搭載が必須です。
USB Power Deliveryは、規格上最大100W(20V 5A)まで電力供給が可能ですが、ケーブルによって60Wまでに抑えられてしまう場合もあります。
しかし、CB-CD23は、5A対応のeMarkerが搭載されているため、100Wの電力供給にも対応できるUSBケーブルです。
実際にAUKEY製のモバイルバッテリーに付属しているUSB-Cケーブルと比較してみました。
>>【AUKEY PB-Y36レビュー】PD&QC3.0搭載の10,000mAhモバイルバッテリー
使用するのは、アメリカZendure社製の充電器とモバイルバッテリー。
どちらも100W出力可能なので、超強力です。
>>Zendure【SuperTank】実機レビュー!大容量27,000mAh PD最大100W出力!
それぞれのケーブルを使用して、モバイルバッテリーを充電した場合の電力を計測した結果は以下のとおりです。
モバイルバッテリーに付属のケーブルでは、60W程度の電力でしか充電できないのに対し、CB-CD23では100W以上の電力で充電されています。
強力な電力供給であっても、CB-CD23なら安全に利用できる点がメリットです。
データ転送速度は最大10Gbps
CB-CD23はUSB 3.2 Gen2に準拠しています。
このため、データ転送速度は最大10Gbps(理論値)です。
サイズの大きな動画ファイル等であっても、高速転送が可能となります。
パソコンやSSD等のUSB Type-CポートがUSB 3.2 Gen2に対応していれば、CB-CD23を使うことで、データ転送がさらにスムーズになるでしょう。
ちなみに、2020年7月現在、USB3.2には3種類あります。
こちらの表の内容を覚えておくと、便利です。
USB3.2 Gen1 | USB3.2 Gen2 | USB3.2 Gen2×2 | |
旧名称 | USB3.0 USB3.1 Gen1 |
USB3.1 Gen2 | ー |
データ転送速度 (理論値) |
5Gbps | 10Gbps | 20Gbps |
コネクタの種類 | USB-A USB-C |
USB-A USB-C |
USB-C |
4K解像度の映像出力に対応
USB Type-Cポートを搭載したパソコン・モニタ等の接続に、CB-CD23を使えば、4K映像を楽しむことが可能です。
ただし、出力機器・モニタどちらも「DisplayPort Alternate Mode(Alt Mode)」に対応していなければ、映像出力はできませんのでご注意ください。
例えば、あなたのスマホがUSB Type-Cで充電できるからといって、モニタに映像出力できるとは限りません。
USB Type-Cポートが映像出力可能な規格になっているのか確認しましょう。
AUKEY CB-CD23のレビューまとめ
AUKEYのUSB Type-CケーブルCB-CD23をレビューしました。
少々値段が高いので手が出しにくいものの、100Wまでの急速充電が可能になる等、性能は抜群。
毎日使う充電ケーブルと言うよりは、なんでもできるハイスペックなUSBケーブルとして、1本買っておくと安心です。
ポイントまとめ
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