AUKEYのモバイルバッテリー「Basix Sling(PB-N73C)」を購入しました。
スマホを2回以上充電できるバッテリー容量10,000mAh。
USB Type-Cケーブル内蔵モデルなのでケーブルを持ち歩く必要がありません。
さらにUSB Type-Cポートがもう1つ搭載されているので、2台のデバイスを同時充電可能。
僕自身は充電ケーブル内蔵のモバイルバッテリーを普段使わないのですが、ポータビリティが高いので、実はみんな大好きで人気がありますよね。
AUKEYのケーブル内蔵モバイルバッテリーの性能はどんなものか、本記事でレビューしていきます。
AUKEY Basix Sling(PB-N73C)の外観と付属品
Basix Slingは、AUKEY製の10,000mAhモバイルバッテリーです。
本体カラーはブラックのみでカラーバリエーションはありません。
光沢の少ないマットな質感なので指紋は目立ちませんが、脂汚れは少し目立ちます。
サイズは15cm x 6.8cm x 1.6cmとスリムで、持ちやすい形状をしています。
厚みは異なるものの、僕が普段使っているGoogle Pixel 5とほぼ同じサイズ感です。
他のAUKEY製10,000mAhモバイルバッテリーと比較してみると、それほどコンパクトではありません。
重さも231gとやや重めですが、ケーブルが内蔵されていることを考えれば標準的かもしれません。
実際に持った感じでは数値以上に軽く感じるので、それほど重さは気になりませんでした。
表面にはバッテリー残量を表示するLEDインジケーターが搭載されています。
内蔵USB Type-Cケーブルは底面に収納されていて、必要な時に取り出すタイプ。
ケーブルの長さは5cmほどで、それほど長くありません。
ケーブルは耐久性の高いケブラー素材を採用。
ただ、編み込みタイプで柔らかいので取り回しが良い感じです。
側面にはもう1つUSB Type-Cポートがあります。
このポートで本体充電をするので、入出力兼用です。
反対側面には電源ボタン。
背面にはスペックが印字されていました。
PSEマークは丸型で、株式会社美貴本によって検証が行われたようです。
付属品は説明書・保証書と充電ケーブルのみ。
充電ケーブルはUSB-A to USB-Cのもの。
ケーブル内蔵タイプなのに充電ケーブルが必要なのか?と思うかもしれませんが、Basix Sling本体を充電する時に使います。
なお、充電器は付属していないのでご注意ください。
AUKEY Basix Sling(PB-N73C)の特長・使うべきメリット
Basix Slingのメリットというべき特長は以下の2つです。
- USB Type-Cケーブル内蔵
- 2台同時充電可能
- パススルー充電対応
1つずつ紹介していきます。
USB Type-Cケーブル内蔵
なんと言っても最大の特長は、USB-Cケーブルが内蔵されていること。
モバイルバッテリーの他にUSBケーブルを持ち歩く必要がありません。
ケーブルの長さが5cmで少し短いので、充電しながらの操作は難しい面があるものの、やっぱり便利です。
ただ、USB-CなのでiPhoneなどのLightning端子搭載デバイスは充電できないのでご注意ください。
2台同時充電可能
内蔵USBケーブルの他に、USB-Cポートが1つ搭載されているので2台同時充電が可能です。
複数のデバイスを持ち歩いている人にとっては非常に重宝します。
内蔵ケーブルがあることでケーブルを持ち運ぶ必要がないにも関わらず、2台同時充電するためにはUSB-Cケーブルが1本必要になるので、微妙と言えば微妙・・・。
ただ、2本持ち歩いていたケーブルが1本に減らせるので、メリットになると思いますよ。
なお、2台同時充電時には合計出力が18Wに調整されされます。
デバイスに適した電力を供給してくれますが、単ポートで充電するより時間がかかることがあるのでご注意ください。
パススルー充電対応
Basix Sling本体の充電は、USB-Cポートで行います。
入力は18W急速充電に対応しているので、およそ4時間でフル充電可能。
しかもパススルー充電に対応しているので、本体を充電しながら他のデバイスへの電力供給が可能です。
本体充電中には使えないと利便性が相当損なわれるので、パススルーに対応しているのは嬉しいポイントです。
AUKEY Basix Sling(PB-N73C)のイマイチなところ
Basix Slingを使って感じたイマイチなところは以下の2つ。
- 内蔵ケーブルの挙動が不安定
- PD以外の急速充電規格を検出
特に内蔵ケーブルの挙動がかなり気になるところです・・・。
1つずつ見ていきましょう。
内蔵ケーブルの挙動が不安定
内蔵USB-Cケーブルの動作がかなり不安定でした。
USB-C Power Deliveryに対応しているようですが、Google Pixel 5やiPhone SE(第2世代)には5V出力に留まり、急速充電してくれませんでした。
うーん・・・。どうしてなんでしょうか・・・。
気になったので色々なデバイスを使って電力を計測してみましたが、9V出力している時もあるものの、基本的に5V出力という感じでした。
USB-C Power Deliveryの性能(PDO)を調べるためにチェッカーを接続してみたのですが、エラーを吐いてしまいます。
せっかくケーブル内蔵で便利なのに、肝心の充電性能が不安定なのは、イマイチですね。
充電できないことはないので、急速充電に拘らないのであれば良いとは思いますけど。
USB-Cポートの方は、しっかり急速充電に対応していました。
ただ、USB-Cポートも1つ問題があります。
性能表示だと5V出力時に最大3Aまで供給できることになっているのですが、チェッカーで確認したところ、2.4Aとなっていました。
USB-C Power Deliveryのパワールールに準拠していないことになります。
ちょっと性能的に残念なところが目立ちますね・・・。
PD以外の急速充電規格を検出
内蔵USBケーブルも、USB-Cポートも、Power Delivery以外の急速充電規格を検出しました。
- Apple 2.4A
- Quick Charge 3.0
- Quick Charge 2.0
- Samsung AFC
- Huawei FCP
色んなデバイスに急速充電できるから良いじゃん!って思うかもしれませんが、USB Type-Cには「Power Delivery」以外の独自充電規格を搭載してはいけない、というルールが定められています。
つまり、Basix SlingはUSB-Cの規格違反ということです。
搭載しているなら仕様に表示してくれたら良いのですが、それもありませんでした。
ただ、eMaker搭載ケーブルが破損してしまう可能性が0ではないものの、実際に使ってみた範囲では実用上問題はなさそうです。(急速充電にはならないけど・・・。)
気になる方は、購入しないほうがいいかもしれません。
AUKEY Basix Sling(PB-N73C)のレビューまとめ
AUKEYのBasix Slingをレビューしました。
10,000mAhで使いやすいバッテリー容量で、USB-Cケーブルを内蔵した便利なモバイルバッテリーなのですが、肝心の急速充電ができないという少々残念な結果に。
規格違反な部分があるものの、使用することで何か問題が生じる可能性は殆どないと思いますが、正直あまりおすすめはできません。
次に発売されるモバイルバッテリーに期待したいと思います。
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