評価:(4点/5点満点)
お世話になります。毎月スマホを購入しているガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。
Xperia 10 Ⅳ(エクスペリア テン マークフォー)を購入しました。
2022年5月に発売された、SONY製ミドルレンジスマホ「Xperia 10シリーズ」の最新モデルです。
普段使いに困らない動作性能で「おサイフケータイ」「IP68防塵防水」にも対応。
さらにXperiaシリーズでお馴染みの21:9ワイドディスプレイが特徴的な1台になっております。
実際に暫く使ってみたところ、物足りない部分はあるものの、コンパクトなサイズ感が自分好みすぎて、現在メイン機にしているPixel 6 Proから乗り換えてしまおうか真剣に悩んでしまうほどでした。
サイズ感が好きすぎてメインスマホをPixel 6 ProからXperia 10 Ⅳに変えよっかなーどうしようかなーって検討中🙃
僕はメインスマホでやること限られてるから性能的には十分なのよね☺️
まあTwitterのスクロールは、なかなかのガクガク具合。画像の読み込みとかね😇 pic.twitter.com/bIRZ0Anb6Z
— ちびめがね@格安SIM・格安スマホ (@chibimegane_lm) July 16, 2022
そんな魅力たっぷりのXperia 10 Ⅳを本記事で実機レビューしていきます。
メリット | デメリット |
・扱いやすいサイズ感 ・超軽量 ・美しいOLEDディスプレイ ・困らない動作性能 ・超長持ちバッテリー ・望遠カメラ搭載 ・おサイフケータイ対応 ・IP68防塵防水 ・イヤホンジャック搭載 | ・リフレッシュレート60Hz ・重いゲームは厳しい ・カメラの夜間撮影が弱い ・モノラルスピーカー ・JEITA定義のハイレゾ ・18W急速充電止まり ・ワイヤレス充電なし ・付属品なし ・価格がお高め |
![](https://chibimegane.com/wp-content/uploads/2022/07/xperia10m4_price.jpg)
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Xperia 10 Ⅳのデザイン・サイズ感・付属品をレビュー
まずXperia 10 Ⅳの外観とサイズ感をチェックしていきましょう。
デザイン
Xperia 10 Ⅳのカラーバリエーションは以下の4色。
- ミント
- ホワイト
- ブラック
- ラベンダー
どの色にしようかめちゃくちゃ迷いましたが、僕はミントをチョイス。
ラベンダーも良い色なので最後まで悩みました・・・。
なお購入先によって選べる色が異なるのでご注意ください。
僕が購入した楽天モバイルでは4色とも取り扱いがありました。
背面パネルは、おそらく樹脂製でサラサラとした触り心地。超サラサラです。
光沢の少ないマットな色合いなので、指紋が目立ちにくいのが嬉しいポイント。
ミント選んで正解だったかもしない。改めて写真で見ると良い感じですね笑
背面パネル上部にはカメラユニットとFeliCaポート。
カメラはメイン・超広角・望遠の3眼構成。
マクロカメラや深度計測カメラを搭載したなんちゃって多眼構成ではないのが素晴らしいですよね。
カメラユニットの出っ張りは0.5mmほど。
デスクに置いて使っても、それほどガタつくことはありませんでした。
側面フレームに向かってなだらかに湾曲しているデザインのスマホが多いですが、Xperia 10 Ⅳはフラット形状。新しいiPhoneのような箱型スタイルです。
フレームの端がラウンド形状になっているので持った時に手に食い込むことはありませんよ。
ディスプレイを正面にして右側面に音量ボタンと電源ボタン。
スクショが撮影しにくい縦並びの構成です・・・。
電源ボタンには指紋認証センサーを内蔵。なぜか一箇所だけ黒なんですよね。
左側面にはカードスロットがあります。
SIMピンを使わなくても引き出せるタイプですが、抜いても電源OFFにならないのでご安心ください。
カードスロットにはSIMカードとSDカードを同時に装着可能です。
なおXperia 10 ⅣはeSIMにも対応しているので「SIMカード + eSIM +SDカード」とすれば、2回線同時待ち受けをしつつSDカードを搭載することもできます。
本体上部にはマイクとイヤホンジャック。
下部にはUSB-Cポートとマイクを搭載しております。
サイズ感
Xperia 10 Ⅳのサイズは約67mm×約153mm×約8.3mm。
幅が狭くてコンパクトで持ちやすいのに、縦長で大画面を確保できる絶妙なサイズ感。
箱から出して手に取った瞬間に、このスマホ好き!そんな風に思ってしまいます。
現在僕がメインで使っているPixel 6 Proと比較するとこんな感じ。
コンパクトなスマホが好きっていう僕の個人的な好みもありますが、圧倒的にXperia 10 Ⅳの方が持ちやすいです。当たり前ですけど。
コンパクトスマホの代表選手iPhone miniシリーズ(iPhone 12 mini)との比較はこうなります。
画面サイズ6インチは欲しいけど大きすぎるのは嫌だなーっていう人にピッタリなのがXperiaシリーズです。
おまけにXperia 10 Ⅳは重さも魅力的。
6インチのディスプレイを搭載しているにもかかわらず、たったの161g。
めちゃくちゃ軽いですよ。
のちほど詳しく紹介していますが、このサイズ感・重さでバッテリー容量5,000mAhっていうのも信じられない話ですよね。
それもそのはず。Xperia 10 Ⅳは、バッテリー容量5,000mAhの5Gスマホの中で世界最軽量となっております。
ちなみにPixel 6 Proの重さは211g。そりゃXperia 10 Ⅳが持ちやすいって感じますよね笑
扱いやすいサイズ感、さらに超軽量であることは、Xperia 10 Ⅳを購入する大きなメリットになると思います。
付属品
Xperia 10 Ⅳの付属品は紙類のみ!
潔いくらいに、なんっっっにも付いておりません笑
充電器やケーブルはもちろん、ケースも保護フィルムも全部自分で用意する必要があります。
付属品は少しずつ削られがちなので仕方ないとは思いますけどね。
例えば同じSnapdragon 695 5Gを搭載したRedmi Note 11 Pro 5Gには、全部付いていました。
おまけに充電器にいたっては67W急速充電に対応したモデルでしたよ。
ここはSONYさんにもうひと頑張りしてほしかった部分です・・・。
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Xperia 10 Ⅳのディスプレイをレビュー
特徴的な縦長ディスプレイはXperia最大の魅力と言っても過言ではありません。
Xperia 10 Ⅳのディスプレイ性能をチェックしていきましょう。
6インチ有機ELディスプレイ
Xperia 10 Ⅳのディスプレイは6インチのOLED(有機EL)。
特有の黒色表現によるメリハリの良さや、粗さを一切感じることなく文字や画像が画面に張り付いているかのようなパリッとした表示がたまりません。
これまで液晶ディスプレイを使っていた人はひと目で違いを感じると思います。
自分で撮影した写真も綺麗に見えるので、カメラが上手くなったのかと勘違いしてしまいます・・・。
画面解像度もFHD+とスマホの画面としては十分。Pixel 6 ProはQHD+とさらに性能が高いのですが、よくよく見比べなければ違いが分かりません。
およそ普段使いでディスプレイの品質で不満を抱くことはないと思います。
視野角も十分広く、多少きつい角度から見ても色味に大きな変化を感じませんでした。
極端に暗くなってしまうこともないのでゴロ寝スマホにもピッタリ。
明るさの調整も上手で、屋外でも見やすかったです。
なおディスプレイ輝度は旧モデルXperia 10 Ⅲの1.5倍明るくなっているとのこと。
ディスプレイの色合いは、デフォルトで寒色系だと思いました。
Pixel 6 Proのディスプレイは黄色っぽいので余計に違いを感じます。
これは設定から調整できる部分なので、好みに合わせて調整しても良いでしょう。
ディスプレイには強化ガラス「Corning Gorilla Glass Victus」が採用されているので耐久性にも優れています。
湾曲の少ないフラットディスプレイも個人的には嬉しいポイントです。
動画再生時の画質最適化がすごい
Xperia 10 Ⅳは21:9のワイドディスプレイが魅力で、動画をいわゆる「シネスコサイズ」で視聴できます。
とは言え、一般的な動画は概ね16:9に変換されてしまっているのでフル活用できる部分は、それほど多くはないんですけどね笑
そしてXperia 10 Ⅳでの動画視聴時に注目したいのが、ディスプレイの設定項目にある「画質最適化」機能です。
画質最適化機能を有効にすると、コントラストが高くなって画質のメリハリがさらに高くなりますよ。
スライダーを動かして左右の写真を比較してみてください。機能を有効化した右の画像のほうが、空の色や木々の緑が強調されているはずです。
動画視聴が好きな人にはXperia 10 Ⅳのディスプレイサイズと描写性能がビシッとハマると思います。
縦長ディスプレイは情報量が多い
横幅が狭く扱いやすいサイズ感ながらも6インチの大型ディスプレイであることがXperia 10 Ⅳの魅力。ポイントはもちろん21:9の縦長サイズです。
上下のベゼルは少し太いですが左右は狭く広い表示領域を確保しています。
ブラウジングにしろSNSにしろ、ディスプレイに表示される情報は縦スクロールが殆ど。
このため、1度に表示される情報量が多くなるというメリットがあります。
僕のメインスマホPixel 6 Proよりも情報量は多め。もちろんフォントサイズや表示設定で変わってくるとは思いますけどね。
コンパクトスマホの代表iPhoneのminiシリーズとではこんなに違いますよ。
扱いやすいサイズ感ながらも多くの情報が表示できるのがメリットでしかありません。
ちなみに個人的にXperiaのフォントも好きなポイントの1つです。
- Xperia 10 Ⅳ
- Pixel 6 Pro
縦長ディスプレイのデメリットを補う機能
縦長ディスプレイは情報量が多くなる反面、片手操作だと上部まで指が届かないところがデメリット。
結局、他の大画面スマホ同様に両手操作を余儀なくされてしまいます。
そんなデメリットを補ってくれるのが「片手操作モード」と「サイドセンス」です。
片手モードは本体下部をスッと撫でると、ディスプレイの上半分が下まで下りてくれる機能。使いこなせればブラウジングなら片手でもできるようになりますよ。
サイドセンスはショートカットボタンのようなもので、基本機能は画面分割とフローティングウィンドウの片手起動です。
Xperia 10 Ⅳの縦長ディスプレイほど画面分割がハマるスマホはありませんからね。
YouTube見ながらTwitterなんて御手の物です。
サイドセンスがさらに優秀なポイントは、ジェスチャーに機能等を割り付けできるところ。
動作はもちろん、特定のアプリを起動するなんてことも可能ですよ。
「戻る」操作を割り付けることや、LINE起動を割り当てることなんかもできちゃいます。
慣れるまではちょっと大変かもしれませんが、片手モードとサイドセンスを使いこなせば、縦長ディスプレイでも片手でヒョイヒョイ使えますね。
インカメラは上部ベゼル内に
Xperia 10 Ⅳのインカメラは上部ベゼル内に搭載されています。
最近の主流はパンチホールタイプなので少し珍しいですよね。
このため全画面表示にしても、インカメラが表示の一部を邪魔することはありません。
ベゼルの分だけ表示領域は狭くなってしまいますが、Xperia 10 Ⅳはワイドディスプレイなので他のスマホよりは気にならないと思います。
画面リフレッシュレートは60HzでAODもなし
ミドルレンジのスマホでもリフレッシュレート90Hzや120Hzなどの高駆動ディスプレイを採用したモデルが多くなってきましたが、Xperia 10 Proは60Hzと一般的。
リフレッシュレート120Hzのほうが比べ物にならないくらいヌルヌルとスクロールしてくれるのに、Xperia 10 Ⅳの動きは超普通。
ちょっと寂しいポイントではありますが、まぁどうでしょうね。慣れかな。
搭載されていないものは仕方ありませんね。どうしても高駆動ディスプレイが良いのなら他のスマホを選ぶしかありません笑
また、Xperia 10 Ⅳには「ディスプレイ常時表示(AOD)」機能もありませんでした。
なお、タッチサンプリングレートは公表されていませんが、実際にアプリで測定したところ、175Hz前後。
僕の実測なので正確とは言い切れないかもしれませんが、反応はまずまずと言ったところです。
超敏感!ってわけではありませんが、普段使いする上で困ることはないでしょう。
Widevine L1で動画視聴が快適に!
スマホのデジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。
低価格帯のスマホだとL3になっているものも多いですが、Xperia 10 Ⅳなら高画質での視聴が可能となります。
NetflixではHDR機能は非対応なもののFull HD再生可能。
ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでも1080pでの視聴が可能でした。
フラッグシップモデルの2Kディスプレイなんかに比べると見劣りしますが、スマホで動画視聴するならFHD(1080p)に対応していれば十分楽しめます。
ただ個人的に21:9ディスプレイを搭載しているんだからこそ、HDR機能への対応まで頑張ってほしかったなーとは思います。
ちなみにYouTubeでも4K画質の選択はできませんでした。
とは言え、さすが有機ELディスプレイ。夜景動画がめちゃくちゃ綺麗に見えました。
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Xperia 10 Ⅳの動作性能をレビュー
スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。
購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?
スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU)。
Xperia 10 Ⅳには「Snapdragon 695 5G」が搭載されております。
2021年10月にQualcommが発表したチップセットで、6nmプロセスを採用した5G通信対応モデルです。
公式サイト>>Snapdragon 695 5G
2022年に発売された、いわゆるミドルレンジスマホに採用されていることが多いチップセット。
世界的な半導体不足の影響で、それなりの性能で調達しやすいのがSnapdragon 695 5Gなんだと思います。
AnTuTuベンチマークスコア
スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということです。
最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、Ver.8の総合スコアは332,218点、GPUスコアは81,906点。
高めのスコアになるVer.9では総合スコアが380,016点、GPUスコアは98,139点という結果になりました。
同じSoCを搭載したスマホを既に3台レビューしているので、だいたいこんなもんかなーと予想していましたが、まぁそのとおりでした笑
2022年7月時点での最高スコアは100万点を超えている状況ですが、40万点前後あれば普段使い・軽いゲームには困らないスコアと言えます。
ネットサーフィンやLINE、SNS、動画視聴などの普段使いならサクサク軽快に動くのでストレスを感じることはありませんね。
ただアプリとの相性はあるようで、Twitterのスクロールがかなりガックガクになることがありました。他のSnapdragon 695 5G搭載スマホと比べても酷かったです。
こちらのページで、これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。
AnTuTu以外のベンチマークアプリでもスコア計測してみました。
Wild Life Stress Testの結果を見てわかる通り、安定性があって発熱も抑えられていますが、フレームレートが全然出てないのでゲーム性能に期待できないことが分かります。
Pixel 6 Proと動作性能を比較
スコアだけ見てもイマイチよく分からないと思うので、僕が現在メインスマホとして使っているPixel 6 Proと動作性能を比較してみました。
Pixel 6 ProはGoogleの独自SoC「Tensor」が搭載されており、AnTuTuスコアは約70万点になります。
![](https://chibimegane.com/wp-content/uploads/2021/11/pixel-6-pro-antutu-320x180.jpg)
多くの人が閲覧するであろうYahoo!と楽天市場での表示速度チェックです。
楽天市場のトップページのように重いサイトだと表示速度に差がでますが、そうでなければXperia 10 Ⅳがワンテンポ遅いくらいで大きな違いを感じないような・・・。
AnTuTuスコアは倍くらい違うものの、この結果であれば十分。
少なくとも僕が暫く使っていて、ブラウジング(ネットサーフィン)に不満を感じることはありませんでしたよ。
ゲーム性能はそこそこ
もはやスマホとゲームは切っても切れない関係なので、ゲーム性能の良し悪しも重要なポイント。
普段使いには困らない性能のXperia 10 Ⅳですが、ゲーム性能はどれほどのものでしょうか?
実際に試してみたところ、重いゲームはグラフィック設定を下げれば普通にプレイできました。
ゲーム性能のベンチマークのような存在になってる「原神」でのデフォルトグラフィック設定は「低」。
人気のバトロワ「PUBG MOBILE」でのグラフィック設定は「スムーズ」「ウルトラ」/「HD」「高」という結果になりました。
人気沸騰中のAPEXモバイルでは推奨設定が「ノーマル」「ノーマル」で、「ウルトラHD」「高」まで設定可能でした。
まぁ・・・どんなゲームでもバリバリやりたい!っていう人には向いていないですね。
Xperia 10 Ⅳを買おうか迷っている人を想定すると、そんな風に思っている人はいないでしょうが。
パズドラのドロップ操作がモッサリ
Xperia 10 Ⅳは、重いゲームならグラフィック設定を下げればプレイできる程度のゲーム性能。
もっと軽いカジュアルなゲームであれば、普通にプレイできますよ。
と、言いたいところだったのですが、僕がメインで遊んでいるパズドラではドロップ操作時や全体攻撃のエフェクト時に若干モタつきを感じました。
慣れちゃえば普通にプレイできると思いますが、ガチ勢の方にはおすすめできないかな・・・。
ちなみにモンストは軽快にプレイできるので問題ありません。
WeTest PerfDogでゲーム性能を計測
いくら僕がゲームは快適ですー!ヌルヌル動きますー!と言っても、説得力のない感想になってしまうので、PerfDogというアプリでゲーム性能を測定してみました。
PerfDpgはiOS・Android端末でFPS値やバッテリー温度等を計測できるツールです。15分間の無料使用ができるので、新しいスマホを購入してゲーム性能が気になる場合などに使ってみてください。
企業・インフルエンサー向けの無料プラン(使用時間制限あり)も用意されていますよ。
公式サイト>>WeTest PerfDog
まず原神のグラフィック設定をデフォルトにして15分程プレイした結果がこちら。
戦闘のたびにFPSが若干下がるものの、平均27.4なのでプレイに支障がでるほどではありませんでした。
続いて原神を「60FPS/最高」設定で15分間プレイした結果。
平均FPSは26.9。ちょっと動作が多くなるだけでカクカクしてしまいプレイしにくいです。マップを開いてる時だけは60fps近く出てました笑
CPU温度は高くなりますが、バッテリー温度はデフォルト設定でプレイした時とそれほど変わりませんね。
最後にAPEXモバイルを「ノーマル/最高」設定でカジュアルマッチを1ゲームした結果。FPS系のゲームは、多少描写が粗くなっても高FPS値の方が勝てるのでおすすめです。
平均FPSが47.9なので、まずまずと言ったところ。さすがにfps60までは出ませんでした。
上位ランクを目指すとかは無理ですが、カジュアルで毎日ちょろっと遊ぶくらいであれば全然いけちゃいます。
PerfDogでの計測結果を見ても、Xperia 10 Ⅳで重いゲームをプレイするなら、グラフィック設定を下げる必要があることが分かりますね。
発熱はそれほど気にならない
PerfDogでの測定結果を見ても分かるとおり、原神やAPEXモバイルをプレイしている時、内部のCPU温度は60℃を上回るほど高温になっていました。
このため長時間連続で高い負荷をかけるのはおすすめできません。
ただ、内部温度は高いものの、本体の表面温度はそこまで高温になることはありませんでした。
実際に1番ホカホカしてるなーと感じた時の表面温度は45℃くらい。
ハイエンドモデルのスマホだと持ってられないくらいに熱くなってしまうこともあるので、それに比べれば発熱を感じにくいと思います。
ちなみにSnapdragon 8 Gen 1を搭載したゲーミングスマホ「REDMAGIC 7」は爆熱でした。
![](https://chibimegane.com/wp-content/uploads/2022/05/redmagic7-320x180.jpg)
またAnTuTuベンチマークを3回連続で計測した時のスコアは以下のとおり。
内部温度の上昇も少なく40℃を超えることはありませんし、スコアも安定していることが分かりますね。
AnTuTuストレージ速度テストのスコア
AnTuTuアプリでストレージ速度のテストもしてみました。
価格相応といったところで、特別速くも遅くもありません。
ただ実際に使っていても、本体起動はもちろん、アプリの起動が遅い等のようなストレスを感じる場面はありませんでした。
RAMを6GB搭載していますからね?普段使いで困るようなことはないでしょう。
ストレージ容量は128GBとそれなりにあります。
システム領域に16GB使うので実際に保存可能なのは110GBほど。
殆どの人は困らない容量ですが、写真や動画を大量に撮影する人は注意してください。
なおXperia 10 Ⅳは、最大1TBまでのMicro SDカードを搭載できます。
さらにeSIMにも対応しているので、2回線同時待ち受けをしつつストレージ容量を追加できる点は魅力です。
なお残念ながらストレージの一部を仮想RAMにするブースト機能は搭載されていませんでした。
![](https://chibimegane.com/wp-content/uploads/2022/07/xperia10m4_price.jpg)
Xperia 10 Ⅳのバッテリー持ち・充電速度をレビュー
続いてXperia 10 Ⅳのバッテリー性能・充電速度をチェックしていきましょう。
PCMarkバッテリーテストの結果
Xperia 10 Ⅳのバッテリーは5,000mAhと十分な容量。
ただいくらスペック上のバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。
そこで、バッテリーが長持ちなのかPCMarkというベンチマークアプリでテストしました。
PC Markは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので信頼できる結果だと思っています。
計測の結果、バッテリー残量100%から20%まで消耗する時間は20時間55分と超スーパー長持ち!
リフレッシュレート60Hzだから長持ちかなーと予想はしていましたが、普段使いなら2~3日充電しなくても良いほどで想像を超えて長持ちです。
ちなみに60Hz設定でのPCMark計測結果は、これまでレビューしてきたスマホの中で4番目に良いスコアになっております。
なお、これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので、参考に御覧ください。
USB-C PD急速充電に対応しているけど・・・。
バッテリーもちが超優秀なXperia 10 Ⅳはスペックには表示されていませんでしたが、USB-C Power Delivery急速充電に対応しているようです。
- USB-C充電
- USB-A充電
だったら充電時間も短くて済みそうだなと期待していたのですが、実際に充電してみたところ、20%からフル充電までにかかった時間は2時間20分・・・。
- 20%(21:53)
- 100%(0:14)
一般的な5W充電に比べれば早いのですが、65W、120W充電に対応しているスマホもあるので、充電速度は遅いと言っていいでしょう。
ただこの結果は、ただ充電速度が遅いわけではなく、バッテリーの劣化を防ぐ「いたわり充電」の効果によるもの。
ずっと一定の速度で充電されるわけではなく、80%くらいまでは早めに充電できる設計になっているため、フル充電に拘らなければ困ることはないと思います。
個人的には爆速充電の方が好みなので何ともいえませんが、お気に入りのスマホを長く使う人にとっては嬉しい機能ですね。
ちなみにXperia 10 Ⅳには充電器・充電ケーブルが付いていません。
ライバル機種のRedmi Note 11 Pro 5Gには67W急速充電器・専用ケーブルが付属。
バッテリーもちが超優秀なだけに物足りないポイントになってしまいますね。
![](https://chibimegane.com/wp-content/uploads/2022/07/xperia10m4_price.jpg)
Xperia 10 Ⅳのカメラ性能をレビュー
スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?
Xperia 10 Ⅳのカメラ性能はどれほどなのか?実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてみてください。
基本的にシャッターボタンをタップするだけでAIまかせの撮影。誰でも簡単に指先一つで綺麗な写真が撮影できることが重要だと思っています。
カメラアプリ
カメラアプリは非常にシンプル。ゴチャゴチャしてないのでサッと取り出してすぐに撮影できます。
特殊撮影するには「モード」ボタンをタップ。ナイトモードはここに入っていました。
望遠カメラ・超広角カメラへのアクセスはワンタップで、指をスライドすればそのままズーム可能です。
超広角カメラへの切り替えに時間がかかるのはイマイチなポイントかもしれません。
カメラの知識が豊富な人はマニュアルモードで細かな調整をしながらの撮影もできちゃいます。これができればカメラ性能をソフトウェア処理で向上させることができますからね。
なお、シャッター音・スクショ音は消すことができませんでした。残念。
メインカメラ(27mm)
まずは最もよく使うメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェックです。
比較用に僕が持っているスマホの中で最もカメラ性能が高いPixel 6 Proで撮影した写真を並べています。
スライドバーは自由に動かせるので比べてみてください。
左の写真がXperia 10 Ⅳ、右の写真がPixel 6 Proで撮影したものです。
Pixel 6 Proと比較してしまうと表現力は劣りますが、日中明るい場面であれば、それなりに綺麗に撮影できます。ちょっと暗いかなぁ・・・。
ただHDRを含む明暗の調整が下手なようで、空が白飛びしてしまうことが多い印象です。
色味は見た目に近いナチュラルな雰囲気。
個人的にはSNS映えするような過度な色調整をされるよりも、こっちの方が好みです。
望遠カメラ(54mm)
Xperia 10 Ⅳには800万画素の望遠カメラが搭載されており、2倍ズーム以降は望遠カメラでのデジタルズームになっているようです。
ミドルレンジのスマホで望遠カメラが使えるのは超貴重だと思います。
【2倍】
【4倍】
【10倍】
さすが望遠カメラ搭載モデルと言ったところ。
一般的なスマホのデジタルズームだと2倍を超えると質感が悪くなっていきますが、Xperia 10 Ⅳは4倍で撮影しても解像感が残って普通に使えると思いました。
なお、Xperia 10 Ⅳにはマクロカメラが搭載されておりません。
被写体にもう少し寄って撮影したいなーと思ったら、望遠カメラを活用してみてください。
2倍ズームを使えば画質を損なうことなく近接撮影に近い雰囲気の写真が撮れますよ。
超解像ズーム
Xperia 10 Ⅳのメインカメラは1,200万画素です。
このため、5,000万画素や1億画素のような高画素モードはありません。
その代わり、Xperia 10 Ⅳには「超解像ズーム」機能が搭載されております。
仕組みはイマイチよく分かりませんが、標準と超解像ズームで撮り比べてみた結果がこちら。左が標準で右が超解像ズームです。どちらも10倍で撮影しております。
なんとなく超解像ズームの方が解像感が残っているように見えますね。
そして、等倍でトリミングした結果がこちらです。
超解像ズームの方が細かな部分まで視認できるのが分かります。
撮影時間が少し長くなってしまうので扱いづらさはありますが、撮影後にトリミングをしたり、大きな紙に印刷するような場合に超解像ズームが活用できそうです。
とは言え、カメラ性能自体に限界があって、高倍率だと粗々しいのでご注意ください。
超広角カメラ(16mm)
個人的に望遠よりもよく使うのがワイドアングルの超広角カメラ。
風景をダイナミックに撮影できろのはもちろん、食卓全体を撮影する場合なんかにも重宝しますね。
メインカメラと超広角カメラの画角と色合いの違いはこちちらです。
Pixel 6 Proで撮影した写真と比較していきましょう。
メインカメラよりも少し華やかになりますね。
有効画素数が低いせいか、全体的にモヤッとした雰囲気になるようです。
不自然な歪みはないので、明るいシーンでは問題なく使えるのではないでしょうか。
ただメインカメラ同様にHDR性能がイマイチなのは気になるポイント。白飛び・黒つぶれが目立ちます。
夜景モード
Xperia 10 Ⅳには低照度下でも綺麗に撮影できるナイトモードが搭載されています。
左が通常撮影で、右が夜景モード。効果は一目瞭然で、全体的に明るくなるものの、街灯の明るさはやや抑えられているのが分かります。
引き続き、強力な夜景モードを搭載したPixel 6 Proとの比較です。
Pixel 6 Proの夜景モードが強すぎて比較するのが可哀想になりますが、想像以上に頑張ってるなーと感じました。
明るさは物足りないですが、ノイズが少ないのが好印象です。
ただ、撮影中に4秒ほど固定する必要があるのですが、ブレが激しくなってしまい、被写体との距離が短いとうまく撮影できません。
Xperia 10 Ⅳのメインカメラには光学式手ブレ補正が搭載されているということで期待していたのですが、ナイトモードでは厳しいようですね・・・。
また、日中の撮影では活躍してくれていた「望遠カメラ」「超広角カメラ」もナイトモードでは元気がなくなってしまいます。
望遠カメラは2倍ズームでもこんな感じでブレブレのモヤモヤです。
超広角カメラは明るさ不足が顕著で、ノイズも発生しています。
僕は夜間撮影を全然しませんし、時々薄暗いお店で撮影するくらいの登場頻度なので、このくらいの性能があれば個人的には満足です。
低照度下でも綺麗に撮影できるような高性能カメラを求めるのであれば、やっぱりハイエンドモデルを購入するしかないかもしれません。
ポートレートモード
簡単にボケのある写真が撮影できるポートレートモードも搭載しております。
赤矢印の部分をタップでポートレートモードに切り替えです。
髪の毛が数本背景に溶け込んではいますが、被写体との切り分けも上手だと思います。
もちろん人物以外の被写体でもボケモード的に使えます。
撮影時は「被写体から離れてくれ!」と怒られますが、無視して撮影してもソフトウェア処理してくれるので問題ありませんよ。
インカメラ
Xperia 10 Ⅳのインカメラの有効画素数は800万画素。他のスマホに比べてイマイチに感じるかもしれませんが、このくらい撮影できれば十分でしょう。
もちろんインカメラでもポートレート撮影が可能。
ポートレートセルフィーモードが搭載されており、ボケ具合はもちろんビューティーモードのように盛ることができちゃいます。
動画撮影
Xperia 10 Ⅳで動画撮影もしてみました。
日中明るい場面では、それなりに綺麗に撮影できます。
SNSへの投稿や普段使いのちょっとした動画なら十分使えるでしょう。
手ブレ補正を有効にしているため、画面にチラつきがあるものの動きながらの撮影でもスムーズです。
個人的に超広角カメラで撮影した動画の方が色合いもよく気に入っています。
1080p@60fpsでも撮影できますが手ブレ補正の効果が殆どなくなり、クロップされてしまうせいか終始ボヤッとしています。
夜間撮影では、街灯があってそれなりに明るい場所でも暗くなってしまいます。
特に超広角カメラでの撮影は殆ど真っ暗な状態でノイズがかなり発生していました。
また、撮影技術の問題かもしれませんがピントも合っていません・・・。
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Xperia 10 Ⅳを実機レビュー
最後にXperia 10 Ⅳの動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外の気になった部分を紹介していきます。
OSはAndroid 12
Xperia 10 Ⅳに搭載されているOSはAndroid 12。
今なおAndroid 11が搭載されているスマホも多いですが、Xperia 10 Ⅳはしっかり最新バージョンを搭載。
メーカー独自のカスタムは殆どされておりませんが、ちょこちょこ変わっている部分もありました。
例えば、起動中のアプリ一覧を表示すれば一気にクリアできるのは嬉しい変更点ですが、壁紙の色に合わせて変化するカラーパレットは使えません。
大きすぎると不評なロック画面の時計もSONYオリジナルになっていました。
使っていて不便に感じるところは全然なかったですね。スッキリしていて好きです。
初期設定時にプリインアプリを選択できる
僕はXperia 10 Ⅳを楽天モバイルで購入しました。
キャリアで端末を購入すると余計なアプリがうじゃうじゃ入っていて嫌だなーと感じる人も多いと思います。
なんとXperia 10 Ⅳの場合は、プリインストールするアプリを初期設定時に選択できました。地味に嬉しくないですか?この仕様。
Rakute Linkなどの一部アプリのインストールは強制されてしまうものの、必要なアプリだけチョイスできるのは嬉しいポイントです。
おサイフケータイ・IP68防塵防水対応
Xperia 10 ⅣはおサイフケータイとIP68防塵防水に対応しています。
どちらにも対応しているスマホはなかなかないので、Xperia 10 Ⅳを選ぶ最大のメリットになるでしょう。
FeliCaポートは背面上部に。
普段使っているSuica・PASMO・iDなどなど、おサイフケータイをXperia 10 Ⅳでもそのまま利用可能です。反応も問題ありませんね。
防塵防水性能は安心のIP68等級。
スペック表にはIPX5/IPX8と表記されていますが、噴流水・浸水どちらにも対応していますよってことだと思います。
試しに水没させてみましたが、もちろん壊れるなんてことはありません。
なお、念のためにお知らせしておきますが、IPX8はあくまでも防水性能です。
【バスルームでの使用について】
※本機は独自の試験基準に基づき高湿度条件下(浴室など)で利用できることを確認しておりますが、次の点に注意してご利用ください。
※せっけんやシャンプー、入浴剤の入った水など水道水以外のものをかけたり、水道水以外のものに浸けたりしないでください。それらが付着してしまった場合、直ちに常温水道水で洗い流してください。
※湯船(温水)につけたり、落下させたりしないでください。誤って落下させた場合は、直ちに取り出してください。
※湿気の多い場所に長時間放置しないでください。
※寒い屋外から暖かい浴室などに急に本機を持ち込まず、一度室内に置いて本体が温まってから持ち込んでください。
※浴室内では充電を行わないでください。
よく防水性能があるからお風呂でも使える!っていう記述を見かけますが、それは間違いなんですよ?
お風呂中に使っていて直ちに壊れることはないと思いますが、湯船に落としてしまったら最悪破損する可能性があるので注意しましょう。
また水がかかってしまった時は、しっかり乾かしてから充電しましょう。濡れた状態で通電させるのは非常に危険です。
4キャリアに対応したBand構成
Xperia 10 Ⅳの楽天モバイル版・SIMフリー版は国内4キャリアのBandにフル対応しています。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 19(プラチナバンド)○ |
ソフトバンク回線(○) | Band 1 ○ Band 3 ○ Band 8(プラチナバンド)○ |
au回線(○) | Band 1 ○ Band 18(プラチナバンド)○ Band 26(Band 18を内包)✕ |
楽天回線(○) | Band 3 ○ Band 18(パートナー回線)○ |
au回線のBand26には非対応ですが、Band18に対応しているので問題ないはずです。
どの回線でも使うことができるスマホならMNPもしやすいですよね。
また、日本では未だ普及しきれていない5G通信(Sub-6)にも対応しています。
ドコモの「n79」に対応しているスマホは珍しいかもしれない。
主要Band一覧表 | |
ドコモ回線 | n 77 ○ n 78 ○ n 79 ○ |
ソフトバンク回線 | n 77 ○ |
au回線 | n 77 ○ n 78 ○ |
楽天回線 | n 77 ○ |
5G回線に対応しているメリットは、長期利用を視野に入れている人に向いてるところ。
スマホライトユーザーは特にそうですよね?一度購入したら長く使う人が大半です。
今後さらに5G回線の技術が拡大した場合でもXperia 10 Ⅳなら対応できちゃいます。
eSIMに対応している
Xperia 10 ⅣはeSIMにも対応しています。
eSIMを取り扱っている通信キャリアは未だ少ないものの、今後はeSIMがどんどん普及していくでしょう。
今はeSIMなんて使うことないって思っていても、そのうち必要になるかもしれないので対応してくれているのは1つメリットになる部分です。
Xperia 10 Ⅳは2回線同時待受にも対応していますが、組み合わせは物理SIM+eSIMの構成になります。
スピーカーは1個のモノラル仕様
Xperia 10 Ⅳは21:9のワイドディスプレイかつWidevine L1なので高画質で動画視聴できるのですが、本体下部にしかスピーカーが搭載されていません。
このため、縦持ちしている分には気にならないものの、横持ちすると片側からしか音がでないアンバランスなモノラル仕様になってしまいます。
それなりに大きな音が出ますが、モノラル仕様なので臨場感には欠けます。
もしステレオスピーカーだったら、エンタメ性能が完璧だっただけに残念な部分です・・・。
イヤホンジャック搭載
片側スピーカーなのは残念すぎるポイントなんですが、Xperia 10 Ⅳにはイヤホンジャックが搭載されております。
良い音で音楽、動画視聴、ゲームを楽しみたい時は、素直にイヤホンを使いましょう。
なお、イヤホンジャックの場所的にゲームがプレイしにくくなる可能性があります。
イヤホンの形状やプレイスタイルに合わせて、上下反転させて使うなどの工夫が必要です。
BluetoothコーデックはLDACに対応しているが・・・
Xperia 10 Ⅳにワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。
その場合に気になるのがBluetoothコーデック。
実際にワイヤレスイヤホンを接続してみたところ、対応状況は以下の通りでした。
- SBC:○
- AAC:○
- aptX:○
- aptX HD:○
- aptX Adaptive:○
- LDAC:○
- LHDC:✕
主要コーデックにフル対応。さすが天下の音響メーカーSONYですね。
LDACにもしっかり対応しているので、ワイヤレスでもハイレゾ音源を楽しめます。
ただしAmazon Musicのストリーミング再生では「48kHz/24bit」の、いわゆる「JEITA定義のハイレゾ」が表示されていました。
おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思いますが、日本オーディオ協会が求める「96kHz/24bit」には非対応。
まぁどちらにしてもハイレゾであることに違いはありませんし、音の聴き分けができるのかと言われたら困ってしまいますが、ちょっと寂しいのは事実。
Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、音質のに拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。
ちなみに僕の検証ではXperia 10 Ⅱでは「192kHz/24bit」まで対応できました。
![](https://chibimegane.com/wp-content/uploads/2021/07/xperia-10-2-320x180.jpg)
音質が気になる場合にはデジタルアップスケーリング技術「DSEE Ultimate」を試してみてもいいでしょう。
また、通常のステレオ音源を立体音響に変換する「360 Upmix」にも対応していますが、有効化できるのは、どちらか一方のみでした。
WF-1000XM4のような対応ワイヤレスイヤホンであれば、SONYの立体音響技術「360 Reality Audio」も使えます。
ハイレゾ仕様だけは個人的に残念でしたが、様々なデジタル音響技術に対応しているところは凄いですね。
生体認証は指紋認証のみ
Xperia 10 Ⅳの指紋認証は電源ボタンに搭載。
反応は良いのですが、タッチからワンテンポ遅れてロック解除となります。
残念ながら顔認証には非対応。インカメラでの簡易タイプも良いから対応して欲しかったですね。
![](https://chibimegane.com/wp-content/uploads/2022/07/xperia10m4_price.jpg)
Xperia 10 Ⅳのスペック
記載している内容は楽天モバイル版になります。
サイズ | 約67mm×約153mm×約8.3mm |
重さ | 約161g |
ディスプレイ | 6.0インチ 有機EL FHD+ |
リフレッシュレート | 60Hz |
OS | Android 12 |
SoC | Qualcomm Snapdragon 695 5G |
RAM | 6GB |
ROM | 128GB |
外部ストレージ | 対応 最大1TB |
リアカメラ(メイン) | 1,200万画素 f/1.8 27mm |
リアカメラ(超広角) | 800万画素 f/2.2 16mm |
リアカメラ(望遠) | 800万画素 f/2.2 54mm |
インカメラ | 800万画素 f/2.0 |
ビデオ(リアカメラ) | 1080P@60fps 1080P@30fps |
ビデオ(インカメラ) | 1080P@30fps |
バッテリー | 5,000mAh |
ポート | USB Type-C |
生体認証 | 側面指紋認証 |
対応SIM | nano SIM eSIM |
2回線同時待ち受け | 可 |
対応Band | 5G: n3/n28/n77/n78/n79 4G: B1/B3/B4/B5/B8/B12/B18/B19/B21/B38/B41/B42 3G:B1/B4/B5 GSM: 850/900/1,800/1,900MHz |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | Ver5.1 |
位置情報 | 不明 |
イヤホンジャック | あり |
スピーカー | モノラル |
FMラジオ | なし |
防塵防水 | IP68/IP65 |
NFC | あり |
FeliCa(おサイフケータイ) | 対応 |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
参考:主な仕様
![](https://chibimegane.com/wp-content/uploads/2022/07/xperia10m4_price.jpg)
まとめ:Xperia 10 Ⅳのメリット・デメリット・評価
Xperia 10 Ⅳを実機レビューいたしました。
最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価を紹介いたします。
メリット・デメリット
Xperia 10 Ⅳを買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。
メリット | デメリット |
・扱いやすいサイズ感 ・軽い ・美しいOLEDディスプレイ ・困らない動作性能 ・超長持ちバッテリー ・望遠カメラ搭載 ・おサイフケータイ対応 ・IP68防塵防水 ・イヤホンジャック搭載 | ・リフレッシュレート60Hz ・重いゲームは厳しい ・カメラの夜間撮影が弱い ・モノラルスピーカー ・JEITA定義のハイレゾ ・18W急速充電止まり ・ワイヤレス充電なし ・付属品なし ・価格がお高め |
評価
(4点/5点満点)
手にした瞬間に「あ、このスマホ好き」と思わせてくれる最高のサイズ感。
そして普段使いに困らない動作性能と長持ちバッテリー。さらにおサイフケータイとIP68防塵防水にも対応と、Xperia 10 Ⅳは必要十分な機能・性能を搭載した万能スマホと言えます。
もちろんハイエンドモデルではないので妥協も必要です。
- リフレッシュレート60Hz
- モノラルスピーカー
特にこの2点は、気になる人が多い部分かもしれませんね。
また個人的にハイレゾがJEITA定義(48kHz/24bit)なのもショックでした・・・。
楽天モバイルでの販売価格は59,800円。
他のSnapdragon 695 5G搭載スマホに比べるとちょっぴり高めではありますが、コンパクトなスマホが好きなら満足できると思います。
![](https://chibimegane.com/wp-content/uploads/2022/07/xperia10m4_price.jpg)
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