2020年4月からサービスが開始された、楽天モバイルのキャリアサービス「Rakuten UN-LIMIT」。
1年間無料で使えるということで、加入された人も多いと思います。
僕の奥さんも、楽天モバイルに乗り換えて1年間無料で使いはじめました。
ところが、1年間の無料期間終了後は他社に乗り換えるかもしれないと言っています。
僕自身は、ギガ使い放題・通話し放題で3,278円ならめちゃくちゃ安いと考えているのですが、ギガをそんなに使わない奥さんにとっては、他社のほうが安いというわけです。
確かにそれはもっともですが、楽天モバイルは2021年4月から料金プランが段階制に新しくなり、1GBまでなら無料で使うことも可能です。
ただ月額基本料を基準に考えれば、楽天モバイルよりもずっと安い格安SIMはいくらでもあります。
果たして1年無料期間終了後に楽天モバイルを辞めるか使い続けるか、どうすればいいのでしょうか?
本記事で検討していきます。
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楽天モバイルをやめる?続ける?判断基準は2つ!
楽天モバイルを使い続けるか、他社に乗り換えるか。
以下の2つを基準に考えてみてはいかがでしょうか?
- 楽天回線エリアの満足度
- 月間データ(ギガ)使用量
1つずつ見ていきましょう。
① 楽天回線エリアの満足度
楽天モバイルを実際に使っていた人なら、自分の生活圏が楽天回線になっていたかどうか分かると思います。
楽天回線エリアであればギガ使い放題ですが、エリア外ならパートナー回線(au回線)を5GBまでしか使えません。
5GBを超過すると低速(最大1Mbps)になってしまいます。
どこに行ってもパートナー回線しか使えないのであれば、月5GBで月額2,178円は高上がり・・・。
いくらRakuten Linkアプリで通話し放題だったとしても使い続けるのはもったいないでしょう。
1年無料期間が終わったら他社へ乗り換えたほうが良いかもしれません。
② 月間データ(ギガ)使用量
楽天回線エリアであればギガ使い放題であったとしても、実際にあなたは毎月どのくらいギガを利用しているでしょうか?
my楽天モバイルで確認してみましょう。
例えばこれはある月のデータ使用量です。
楽天回線エリアとパートナー回線エリアを合わせて11.55GBです。
2021年4月からの新料金プランで月額基本料は2,178円。
確かに上限の3,278円よりは安いのですが、毎月このくらいのデータ使用量であれば格安SIM(MVNO)に乗り換えたほうが安くなる可能性が高いでしょう。
もちろん格安SIMだと通信速度が遅くなってしまうというデメリットがあるので、料金と通信速度のトレードオフにはなりますが、月額基本料の安さを重視しているのなら楽天モバイルからの乗り換えを検討する必要があります。
楽天回線エリアに不満なら大手キャリアの格安料金プランがおすすめ
自分の生活圏内が楽天回線エリアに入っていないなら、他社への乗り換えを検討しましょう。
楽天モバイルの通信エリアは徐々に拡がってはいるものの、3大キャリアには到底敵いません。
大手キャリアのメインプランにするのも良いですが、2021年3月から始まった「格安料金プラン」もおすすめです。
通信キャリア | 名称 | データ通信量/月額基本料(税込) |
Docomo | ahamo(アハモ) | 20GB/2,970円 |
Softbank | LINEMO(ラインモ) | 20GB/2,728円 |
au | povo(ポヴォ) | 20GB/2,728円 |
オンライン専用プランなので店舗でのサポートを受けることはできませんが、大手キャリアの安定したデータ通信を毎月20GB、月額2,728円からで利用できるのはかなりお得。
実際に僕はメインスマホでLINEMOを使うようになりました。
時間帯によって通信速度制御が行われているようですが、特に不満は感じません。
もちろん通信速度を重視していないのであれば、格安SIMに乗り換えるのがベスト。
格安SIMで取り扱う回線も3大キャリアの通信エリアと同じですからね。
毎月使うギガが少ないなら楽天モバイルから格安SIMに
毎月使うギガの量が少なくて、楽天モバイルの使い放題が活かしきれていないなら、一層のこと格安SIMに乗り換えてみてはいかがでしょうか。
通信速度は楽天モバイルよりも遅くなる場合が多いものの、月額基本料の安さなら格安SIMの方が勝っています。
しかも現在は、大手キャリアの格安料金プランの発表に合わせて格安SIMの月額基本料も軒並み下がっている状況です。
特に安くておすすめなのが「nuroモバイル」。
最大10GBまでの低容量プランが他社に比べて激安となっております。
しかもドコモ・ソフトバンク・au全ての回線を取り扱っており、余ったギガは翌月まで繰越可能です。
公式サイト>>nuroモバイル
8GB以上毎月ギガを使う場合には「IIJmio」が安くておすすめ。
最大容量20GBでも月々2,000円で利用できます。
回線はドコモ・auのいずれかが利用可能で、データ繰り越しは翌月まで可能。
さらにオプションで5G回線を利用することも可能です。
公式サイト>>IIJmio
nuroモバイル・IIJmioどちらも楽天モバイルの段階制料金プランよりも安いです。
月によってデータ使用量がバラバラの場合には判断が難しいですが、概ね同じくらいの容量を使用しているなら格安SIMに乗り換えるのが良いでしょう。
楽天モバイルに新規で加入したなら解約しない方が良い!
1年無料だからという理由で、新しい電話番号で新規加入した人もいると思います。
無料期間終了に合わせて解約する予定かもしれませんが、もったいないです。
2021年4月からの新料金プランでは、データ通信量が1GBまでなら月額基本料が無料です。
つまり、使わなければお金がかかることはありません。
使わないのに持っているのは気持ち悪いと思うかもしれませんが、楽天モバイルに加入していれば楽天のSPUが+1%になります。
たかが1%とは言え、何もないよりちょっぴりお得。
特に楽天市場で買い物する機会が多い人は、1年無料期間終了後も解約しないでおきましょう。
また、1GBまでは無料で使えることを活かして通話専用SIMにするのもおすすめです。
Rakuten Linkアプリで通話すれば通話料がかかりませんからね。
なお、Rakuten Linkアプリを使ってもデータ通信量を消費しないので、ご安心ください。
1GBまでのデータ通信量が無料で使えるのは1回線目限定です。
2回線目以降は、毎月0~3GBまで1,078円の月額基本料が発生するのでご注意ください。
楽天オリジナルスマホ使っているなら他社への乗り換えに注意!
楽天モバイルを楽天オリジナルスマホで使っている人は、他社への乗り換えに注意が必要です。
楽天モバイルオリジナル端末は、どれもSIMカードを使わずにeSIMで利用します。



現在eSIMを取り扱っている通信会社は非常に少ない状態です。
つまり、楽天オリジナルスマホを使い続けようとすると乗り換え先が限定的になってしまいます。
1年無料期間が終了して他社への乗り換えを検討している人は、スマホの買い替えが必要な場合もあるのでご注意ください。
まとめ:楽天モバイルの1年無料終了後について考えておきましょう
楽天モバイルは、最大月額3,278円でギガ使い放題・通話し放題です。
データも通話も思う存分使う人にとっては、間違いなくコスパ最強の通信サービス。
しかし、ギガをそれほど使わない人にとっては実は高上がりになってしまう可能性もあります。
- 楽天回線エリアの満足度
- 毎月のギガ使用量
この2つを確認して、楽天モバイルを続けるか辞めるか検討してみましょう。