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【POCO F5レビュー】ハイエンド性能なのに安い!これぞ究極のコスパスマホ!使って分かったメリット・デメリット・評価

本記事はアフィリエイト広告を利用しています

評価:(4.5点/5点満点)

お世話になります。毎月スマホを購入しちゃうガジェットブロガーのちびめがね(@chibimeganecom)です。

POCO F5を購入しました。

POCO F5

Xiaomiのサブブランド「POCO」が2023年5月にグローバル発売したミドルレンジスマホです。

海外スマホはもう買わない!と決めてはいるんですが、発表時のスペックをチェックしてみると、そんな気持ちはどこへやら・・・。

POCO F5 / F5 Proの価格・スペックまとめ!AliExpressのセールで安く買える!POCO F5/POCO F5 Proの価格・スペックを紹介しています。AliExpressで開催のセールなら安く買うことができるのでお得。発売記念ワールドプレミアセールに注目です。...

テンション上がって、こんなもん買うしかないだろ!と思わされてしまいました笑

POCO F5の大まかな特徴は以下のとおり。

  • Snapdragon 7+ Gen 2
  • AnTuTu 96万点
  • 6.67インチAMOLED
  • リフレッシュレート120Hz
  • 7.9mm/181g
  • 64MPメインカメラ(OIS)
  • 67W急速充電
  • ステレオスピーカー
  • イヤホンジャック

そして肝心の価格は発売記念セールで約40,000円です。

ね?ヤバいでしょ?これはもう買うしかないじゃないですか!

国内スマホで4万円クラスってSnapdragon 695 5G搭載とか、何ならもっと基本性能を抑えたエントリーモデルくらいの価格ですからね。

ちなみに上位モデルでSnapdragon 8+ Gen 1を搭載したPOCO F5 Proもあるんですが、こっちは6万円くらいするので少々お高め。さらによく動くのは分かるんですがSnapdragon 7+ Gen 2の実力を知りたかったのでパスしました。

暫く使ってみたところ、スペック通りの基本性能。めちゃくちゃよく動きます。

またバッテリー持ちもよく、カメラもそれなりに良かったです。

ハイエンドモデル並みに動くのに価格はミドルレンジ帯。

まさにPOCOのスマホを象徴するような完璧な仕上がりだと思えました。

本記事で実際に使ってみた様子を詳しくレビューしていくので、検討中の方は購入の参考にしてください。

メリットデメリット
・安い!
・大画面で軽量
・美しいAMOLED
・ヌルヌル120Hz
・超快適な動作性能
・ゲーム性能も高い
・67W急速充電
・指紋認証&顔認証
・イヤホンジャック
・付属品が揃ってる
・夜間撮影が弱い
・SDカード非対応
・ワイヤレス充電なし
・防水性能なし

POCO F5は「技術基準適合証明」(いわゆる「技適」)を取得していません。私は本記事を作成するにあたり、総務省に試験利用の届け出を行ったうえで使用しています。

総務省>>技適未取得機器を用いた実験等の特例制度

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POCO F5のデザイン・サイズ感・付属品

POCO F5のデザイン・サイズ感・付属品をレビュー

まずはPOCO F5の外観・付属品を見ていきましょう。

デザイン

POCO F5のカラーバリエーションは以下の3色。

  • Black
  • White
  • Blue
POCO F5のカラバリ

このうち僕が購入したのはWhite(ホワイト)です。

POCO F5のデザイン

もう完全に一目惚れ。他の2色とは雰囲気が異なりますよね。

樹脂製と思われる背面パネルには、公式サイト曰く「Iceflake(氷の結晶)」のような模様がプリントされております。

POCO F5のデザイン POCO F5のデザイン

光の反射に合わせて現れ、消えていく様子がめちゃくちゃ綺麗です。

高級感があるわけではないものの唯一無二のデザイン。これにして正解でした。

ツヤツヤなので反射はするものの、色合いのせいか指紋も皮脂汚れも目立ちにくいところもGOODです。

背面パネルには3つのカメラレンズを搭載。

POCO F5のデザイン

メインカメラ・超広角カメラ周辺のリングも七色に輝いて綺麗でした。

POCO F5のデザイン

レンズの飛び出しはそんなに激しくはないです。実測で1mmほど。

とは言ってもデスクに置けばガタついてしまいます。

POCO F5のデザイン

背面パネルはフレームに向かって緩やかに湾曲しているタイプ。

POCO F5のデザイン

フレームは鈍く輝くマットな色合いです。

POCO F5のデザイン

ディスプレイを正面にして右側面に音量ボタンと電源ボタン。スクショが撮影しにくい配置ですね。両手でカシャ。

POCO F5のデザイン

左側面には何もありません。

POCO F5のデザイン

上部にはIRセンサー・マイク・スピーカー・イヤホンジャック。

POCO F5のデザイン

搭載されているIRブラスターのおかげでテレビやエアコンのリモコン代わりになります

リモコンが迷子になった時などに使えるので地味に便利です。

本体下部にはカードスロット・マイク・USB Type-Cポート・スピーカーが搭載されています。上下に搭載されたデュアルスピーカーが嬉しいですね。

POCO F5のデザイン

カードスロットは表・裏に1枚ずつ装着できるタイプ。残念ながらMicro SDカード等の外部ストレージには非対応です。

POCO F5のカードスロット

POCO F5のホワイトは超イケメン。

他にはない特徴あるデザインがポイントです。

サイズ感

POCO F5のサイズ161.11×74.95×7.9mmと大きめ。

POCO F5のサイズ感 POCO F5のサイズ感

薄いのは嬉しいものの横幅がもう少し狭かったら良かったんですけどね。

大画面ディスプレイ搭載モデルとしては仕方ない部分かもしれません。

POCO F5のサイズ感

ただし、POCO F5は軽いです。

6.67インチの大型ディスプレイにも拘わらず200gを大きく下回る182g(保護フィルム込み)。

POCO F5のサイズ感

多少大きくても軽ければ使っていて苦になりません。

この軽さはPOCO F5の優秀なメリットになると思いました。

付属品

POCO F5の付属品は以下のとおりです。

  • クイックスタートガイド・保証書類
  • SIMピン
  • USBケーブル
  • 充電器
  • 保護ケース
  • ディスプレイ保護フィルム
POCO F5の付属品

保護ケースは透明のソフトタイプ。ほんのり青みがかった色合いをしています。

POCO F5のサイズ感

結構ペラペラなので耐久性は高くなさそうです。

POCO F5のサイズ感

多少大きくなってしまうもののカメラユニットの出っ張りを守ってくれるので装着しておいたほうが良いでしょう。

POCO F5の付属品

充電器は67W出力可能なハイパワータイプ。残念ながら日本のコンセントには適合しないタイプなので別途変換アダプタが必要になります。

POCO F5の付属品

日本のXiaomiから67W・120W出力可能な充電器が発売されているので、それを買っても良いかもしれませんね。

既に僕は67W急速充電器を購入済みです。ケーブル付き。

Xiaomi 67W急速充電器

USBケーブルは6Aに対応しているType-C / Type-Aのもの。急速充電するには付属ケーブルを使う必要があります。

POCO F5の付属品

ディスプレイ保護フィルムは最初から貼り付けられていました。

僕は自分でフィルムを貼るのが苦手なので普通に嬉しいです。

POCO F5の付属品

近年は付属品のないスマホばかりですが、Xiaomi・POCOのスマホは全部揃っていることが多いです。

購入してすぐに使い始めることができるのは嬉しいポイントですよね。

POCO F5のディスプレイをレビュー

POCO F5のディスプレイ

続いてPOCO F5のディスプレイを見ていきましょう。

ディスプレイはスマホの命と言っても過言ではないくらい重要なポイント。

公式サイトによるとフラッグシップ級の「Flow AMOLED」を搭載しているとのことで注目です。

6.67インチFlow AMOLEDディスプレイ

POCO F5のディスプレイは6.67インチのAMOLED(有機EL)。

POCO F5のディスプレイ

有機ELディスプレイは当たり前のように採用しているスマホが増えてきましたが、POCO F5は「Flow AMOLED」と呼ばれるフラッグシップ級の有機ELパネルを採用しているところがポイントです。

  • 1,080 × 2,400
  • FHD+
  • 680億色
  • コントラスト比 500万:1
  • DCI-P3
  • HDR10+
  • 最大輝度1,000nit
  • 明るさ調整16,000段階
  • 1920Hz PWM dimming

確かにフラッグシップ機でも不思議ではないほどの十分なスペック。

何を表示させても高精細かつ綺麗です。

POCO F5のディスプレイ POCO F5のディスプレイ

メリハリの良さや、粗さを一切感じることなく文字や画像が画面に張り付いているかのようなパリッとした表示がたまりません。HDRの効果なのか鮮やかに感じます。

POCO F5のディスプレイ POCO F5のディスプレイ

もちろん好みに合わせて色合い・色温度を変更することも可能です。

視野角も広く、僅かに色合いが緑っぽく変化するもののきつい角度からでも視認可能。本体が軽いのでゴロ寝スマホにも使えますね。

POCO F5のディスプレイ

最大輝度1,000nitsと十分明るいので屋外でも見にくいことはありませんでした。

POCO F5のディスプレイ輝度

Pixel 7aと比べてもこの通り。明るさ自動調節も上手です。

Pixel 7aのディスプレイは少し暗い

ハイエンドモデルだと湾曲したエッジタイプを採用していることが多いですが、ガラスパネルの形状はフラット。保護フィルムを貼りやすいので個人的にはこっちの方が好きです。

POCO F5のディスプレイ

ベゼル(縁)が狭く広い表示領域を確保

POCO F5を使って1番最初に気づいたGOODポイントがベゼルの狭さ

一般的なスマホに比べて明らかにベゼル幅(ディスプレイ端の暗い部分)が狭かったです。

POCO F5はベゼル幅が狭い

公式サイトによると上部1.95mm、両端1.42mm、下部2.22mmとのこと。

画面占有率は脅威の93.4%に及びます。

一度に表示される情報量が多くなるのはもちろん、動画視聴やゲームでの没入感が高まる素晴らしいメリットです。

POCO F5はベゼル幅が狭い
ちびめがね
ちびめがね
パッと見で極狭なのが分かりますね!

操作は両手持ちが基本

6.67インチの大画面ディスプレイなので基本的に両手操作になります。

POCO F5は両手操作が基本

片手で操作しようとしても端まで指が届かないですからね。

サイズの割に軽いので慣れてくれば文字入力くらいなら片手でもいけるとは思いますが。

キーボードがディスプレイの下部寄りなので入力はしやすいです。

POCO F5は両手操作が基本

インカメラはパンチホールタイプ

インカメラはディスプレイ上部中央に搭載。切り欠きを作らないパンチホールタイプ。

POCO F5のインカメラはパンチホールタイプ

小さいので全画面表示でも邪魔に感じることはないと思いますが、横持ちでゲームをする時や動画視聴時に少し気になるかもしれません。

POCO F5のインカメラはパンチホールタイプ
ちびめがね
ちびめがね
そうでもないか?笑

リフレッシュレート120Hz対応でヌルヌル動く

POCO F5は画面リフレッシュレート最大120Hzをサポート。

60Hz・120Hzの固定設定の他、シーンに合わせた自動調整も選択可能です。

120Hzに設定すれば、1秒間にディスプレイを120回書き換えてくれるので表示が滑らかになります。

左が60Hzで右が120Hzに設定したものです。120Hzのほうが残像感がなく滑らかに動いているのが分かると思います。

高リフレッシュレートを最も実感できるのは画面スクロール。ヌルヌルと滑らかに動いてくれる感じが心地良いです。

自動調整に設定すると基本120Hzになり、ディスプレイを動かしていない時間や高駆動の必要がないアプリでは60Hzになります。

POCO F5はリフレッシュレート120Hz POCO F5はリフレッシュレート120Hz

常時表示ディスプレイ(AOD)を有効にしたロック画面では30Hzまでリフレッシュレートを下げてくれました。

POCO F5はリフレッシュレート120Hz

可変リフレッシュレートを採用しているハイエンドモデルでは待機時1Hzなんてこともありますが、ザックリでもこれだけ調整してくれるなら十分でしょう。

なおタッチサンプリングレートは240Hzとのことですが、アプリで計測したところ最大350Hzほど出ていました。

POCO F5のタッチサンプリングレートは350Hz

1秒間に300回以上のタッチに反応できるので、音ゲーなど繊細なタッチが要求されるシチュエーションで重宝します。

手動計測なのでどこまで正確なのかは分かりませんが、実際に使っていてもタッチの反応が悪いと感じることはありませんでした。

常時オンディスプレイ(AOD)は10秒間・・・。

POCO F5は有機ELディスプレイの省電力性を活かしたAOD(Always On Display/常時表示ディスプレイ)に対応。

ロック画面で時計や画像を表示し続けることが可能です。

POCO F5のAODは10秒間

表示内容を細かく設定できるのは嬉しいのですが、表示されるのは画面ロックから10秒間だけ・・・。

Xiaomiのスマホには10秒間のみって多いんですが「常時」ではない。

無駄にバッテリーを消耗してしまうのでAODは使わなくていいでしょう笑

画面タップでの点灯機能も使えますからね。

POCO F5のAODは10秒間

Widevine L1で動画視聴が快適に!

デジタル著作権管理方式WidevineのセキュリティレベルはL1。

低価格帯のスマホだとL3になっているものもありますが、POCO F5なら高画質での視聴が可能となります。

NetflixではFull HD再生可能。HDR 10・Dolby Visionにもしっかり対応していました。

POCO F5はWidevine L1

ホワイトリスト方式を採用しているAmazonプライム・ビデオでも「HD 1080p」で視聴可能です。

POCO F5はWidevine L1

YouTubeでは「2160p60 HDR」まで設定できることを確認しました。

POCO F5はWidevine L1

POCO F5はディスプレイがめちゃくちゃ綺麗なので動画視聴がマジで捗ります。

有機ELパネルは黒色が真の黒なので夜景動画なんかも相性が良いです。

POCO F5は動画視聴に最適

POCO F5の基本性能・動作性能をレビュー

POCO F5はSnapdragon 7+ Gen 2搭載

スマホが自分の思う通りに動いてくれるのか、ストレスを感じずに使えるのか。

購入前に必ずチェックしておきたいところですよね?

スマホの動作性能を司るのがSoC(CPU/GPU)。

POCO F5には、2023年3月に発表されたQualcomm製のチップセットSnapdragon 7+ Gen 2」がグローバルモデルのスマホとして初搭載されております。

公式サイト>>Snapdragon 7+ Gen 2

AnTuTuベンチマークスコア

スマホの基本性能を数値化できるのがベンチマークテスト。

スコアが高ければ高いほど動作性能が優秀ということです。

ちびめがね
ちびめがね
スコアが全てではないですが目安になります!

最も有名なAnTuTuというベンチマークアプリを使ってみたところ、総合スコアが944,958点、GPUスコアは356,473点

最新バージョンのAnTuTu(Ver.10)では総合スコアは1,137,455点、GPUスコアは334,124点でした。

Snapdragon 7シリーズでありながら100万点に迫るスコア。

ベンチマークが全てではないと言っても、さすがに凄い・・・。

Snapdragon 8 Gen 1やSnapdragon 8+ Gen 1にも手が届きそうです。

  • POCO F5:944,958点
  • Galaxy Z Flip4:985,722点
  • OnePlus 10 Pro:1,010,691点

これまでにレビューしたスマホのAnTuTuスコアをこちらのページにランキング形式で掲載していますので、参考に御覧ください。

ちなみに1世代前のSnapdragon 7 Gen 1を搭載したXiaomi 13 Liteもレビューしているのですが、AnTuTuスコア55万点ほどだったので飛躍的に性能がアップしております。

【Xiaomi 13 Liteレビュー】抜群のサイズ感!ミドルで希少なエッジディスプレイ!使ってわかったメリット・デメリット・評価Xiaomi 13 Liteは6.55インチの大型ディスプレイを搭載していながら軽量薄型の扱いやすいサイズ感が魅力の1台。ミドルレンジには珍しくエッジディスプレイを採用しています。普段使いに困らない動作性能にIMX766メインカメラ。67W急速充電にも対応しています。実際に使ってわかったメリット・デメリットを含めて実機レビューです。...

なおAnTuTu以外のベンチマークアプリでのスコアは以下のとおりでした。

普段使いに全く困らない動作性能

AnTuTuスコア100万点に近いと言うこともあり、ネットサーフィンやSNSなどのいわゆる普段使いで困ることは全くありません。

リフレッシュレート120Hzも相まってヌルヌル・サクサク動いてくれます。

POCO F5の基本性能

搭載されているSoCによってはガクガクしがちなTwitterもスルスル動いてくれました。バッチリ。

POCO F5の基本性能

REDMAGIC 8 Pro(Snapdragon 8 Gen 2)と動作性能を比較

POCO F5とREDMAGIC 8 Proを比較

スコアだけ見てもよく分からない部分も多いと思うので、僕の持っているスマホの中で最も性能の高いREDMAGIC 8 Proと動作性能を比較してみました。

REDMAGIC 8 ProはSnapdragon 8 Gen 2を搭載しているハイエンドモデルで、AnTuTuスコアは120万点を超えています。

【REDMAGIC 8 Proレビュー】弱点なしの最強ゲーミングスマホ!使ってわかったメリット・デメリット・評価REDMAGIC 8 ProはSnapdragon 8 Gen 2を搭載したゲーミングスマホ。最高の動作性能に加えてUDCを採用したことで真の全画面ディスプレイとなりゲームを快適にプレイできます。旧モデルの弱点だった発熱・バッテリーもちの悪さを克服し最強のゲーミングスマホに進化しました。実際に使ってみた様子をメリット・デメリット含めて実機レビューです。...

多くの人が閲覧するであろうYahoo! JAPANと楽天市場での表示速度をチェックです。

POCO F5とREDMAGIC 8 Proを比較Yahoo! Japan
POCO F5とREDMAGIC 8 Proを比較Yahoo! Japan
POCO F5とREDMAGIC 8 Proを比較楽天市場
POCO F5とREDMAGIC 8 Proを比較楽天市場

じっくり比べるとREDMAGIC 8 Proの方が早く表示されていますが、まぁ体感的には殆ど変わらないですね。

あんまり意味のない比較になってしまいました笑

3種類のパフォーマンスモード

POCO F5はバッテリー設定の中で、3種類の動作モードを選択可能です。

  1. 省電力
  2. バランス
  3. パフォーマンス

このうち「パフォーマンス」を選択すると最高性能を引き出せるようなので、設定してAnTuTuスコアの変化を検証してみました。

POCO F5のパフォーマンスモード

確かにスコアは上がっているものの微増と言ったところ。

とにかく最高性能を引き出したい!場合には使っても良いかもしれませんが、そうでなければバッテリー消耗が早くなるだけなので「バランス」設定で良いでしょう。

AnTuTuストレージ速度テストのスコア

AnTuTuアプリでストレージ速度のテストもしてみました。

POCO F5のストレージ速度

読み込み・書き込みともにめっちゃ速かったです。ハイエンドモデルに迫る勢い。

実際に使っていても、本体起動・アプリ起動がモタつくなんてことはありませんでしたよ。

僕の購入した最小構成モデルでもRAMを8GB積んでいるので十分でしょう。

ストレージ容量は、モデルによって差異はなく256GB。システム領域に11GB使うので実際に保存可能なのは240GBほど。

POCO F5のストレージ容量

十分な容量なものの、写真や動画を大量に撮影する人や、複数のゲームを同時進行している人は注意してください。

POCO F5は外部ストレージを搭載できませんが、Google DriveやGoogle Photo等のオンラインストレージを活用することで容量不足を解消できます。

またUSB-C用のカードリーダーもあるので、Micro SDカード等を利用したい場合には別途購入しても良いでしょう。

メモリ増設機能がありました

POCO F5には使わないストレージの一部を最大5GB分の仮想メモリにする機能が搭載されております。

POCO F5のメモリ増設機能

おそらくパソコンと同じように、この機能で動作が速くなることはないでしょうが、元々のRAMがフルに使われるような場合でも多少余裕ができるから安心です。

POCO F5のゲーム性能をレビュー

POCO F5のゲーム性能

続いてPOCO F5のゲーム性能をチェックしていきましょう。

もはやスマホとゲームは切っても切れない関係なので、ゲーム性能の良し悪しも重要なポイントですね。

原神(60FPS/最高)の平均FPSは44.9

ゲーム性能のベンチマークのような存在になってる「原神」のデフォルトグラフィック設定は「低」でした。

POCO F5で原神をプレイ

まずグラフィック設定「60FPS/最高」で15分ほどプレイした結果がこちら。

POCO F5で原神をプレイ

平均FPSは44.9。いわゆるミドルレンジスマホとしては、かなり良い結果です。

実際にプレイしていても個人的には普通に遊べちゃう印象でした。

ゲームターボモード有効時の原神の平均FPSは50.5

続いて、POCO F5に搭載されているゲームターボの「ブースト機能/パフォーマンスモード」を有効にしてプレイした結果がこちら。

POCO F5で原神をプレイ

平均FPSが50.5まで上昇。グラフを見ても分かるとおり、フレームレートの変動が安定しました。

POCO F5で原神をプレイ

ガチ勢の人では物足りないかもしれませんが、殆どの人はこれくらいの性能で十分遊べちゃうと思います。

個人的にゲームターボモードってあんまり信用していなかったのですが、ちゃんと機能してるんですね笑

僕は詳しくないのでよく分かりませんが、調整をすればさらに快適にプレイできるかもしれません。

なお僕はライトユーザー&PSが低いため、ようやく稲妻に入ったところです。このため稲妻・璃月地方でデイリークエスト等をこなした結果で、最新マップでの検証はできておりません・・・。

ごめんなさいm(_ _)m

NIKKEの平均FPSは46.7

続いてNIKKEをプレイした結果を。以下のとおりのグラフィック設定で、迎撃戦と射撃場を3回ずつプレイしています。

  • グラフィックオプション:高
  • 最大フレーム:60
  • 人物解像度:高
  • 効果:高品質
POCO F5でNIKKEをプレイ

平均FPS46.7と、問題なく遊べる印象です。

原神と同じようにトップランカーには向いていませんが、そうじゃなければストレスなくプレイできると思います。

当ブログではゲームのFPS計測にPerfDogを使用しています。

WeTest PerfDog

iOS・Android端末でFPS値やバッテリー温度等を計測できるツールです。

15分間の無料使用ができるので、新しいスマホを購入してゲーム性能が気になる場合などに使ってみてください。企業・インフルエンサー向けの無料プラン(使用時間制限あり)も用意されていますよ。

公式サイト>>WeTest PerfDog

POCO F5の価格を考えるとゲーム性能はかなり高いと言って良いでしょう。

4万円台で買えますからね?4万円台!

少なくとも国内で発売されている同価格帯のスマホとは比べ物にならず、高コスパとされているGoogle Pixel 7Aよりも高い性能です。

安くてゲームもしっかり遊べるスマホが欲しい人にとって最高の選択肢になるんじゃないでしょうか。

発熱は抑えられている

POCO F5の冷却システム

スマホによってはゲームなどで高い負荷がかかると発熱が激しいこともありますが、POCO F5はそこまで酷くありませんでした。

原神を「60FPS/最高」設定でプレイしている時の温度は約42.9°。

POCO F5の発熱

それなりにホカホカはしているものの、熱くて持てなくなるほどではありません。

搭載されている冷却システム「LiquidCool Technology 2.0」がしっかり機能していると考えられます。

AnTuTuベンチマークを4回連続で回した時のスコアは以下のとおり。

スマホによってはサーマルスロットリングでスコアがガクンと下がることもありますがPOCO F5については確認できませんでした。

3回目が最もスコアが良いくらいなので非常に安定していることが分かりますよね。

POCO F5のバッテリー持ち・充電速度をレビュー

POCO F5のバッテリー持ち・充電速度

続いてPOCO F5のバッテリー持ち・充電速度を見ていきましょう。

PCMarkバッテリーテストのスコア

POCO F5のバッテリー容量は5,000mAhとスペック的には大容量です。

ただいくらバッテリー容量が多くても、すぐに充電がなくなってしまったら意味がありません。

そこで、バッテリーは長持ちなのかPCMarkというベンチマークアプリでテストしました。

PC Markは数値からバッテリー性能を計算しているわけではなく、実際にスマホを動作させて100%から20%までのバッテリー消耗時間を測定しているので信頼できる結果だと思っています。

PC Markでバッテリー性能をチェック

ディスプレイの明るさを50%に固定して計測した結果、バッテリー残量100%から20%まで消耗する時間は14時間32分でした。

POCO F5のPCMarkバッテリースコア

リフレッシュレート120Hzのディスプレイを搭載したモデルとして素晴らしい結果に。

動作性能とバッテリーもちのバランスがかなり良いですね。

よっぽど長時間ゲームをするなら話は別ですが、ごく普通に使う分には外出先で充電を気にしなければいけないことはないでしょう。

なおこの結果はディスプレイのリフレッシュレートをデフォルト設定にしているので、60Hz固定にすればさらにバッテリー持ちがよくなると思います。

ディスプレイのヌルヌル感を感じることができなくなりますが、バッテリーもちを優先したい場合には、60Hzに設定しても良いでしょう。

なお、これまでレビューしてきたスマホのPCMark計測結果をランキング形式で掲載しているので、参考に御覧ください。

バッテリー消費時間を実機で計測

スコアだけではピンと来ない人もいるかもしれないので、実際に使った場合のバッテリー消耗時間も紹介しておきます。

まず1時間Spotifyで音楽を聴いた結果、バッテリー消耗は4%。

1時間YouTubeで動画(1080P/60fps)を視聴した結果、バッテリー消耗4%。

原神をデフォルト画質で1時間プレイした結果、バッテリー消耗は13%でした。

POCO F5のバッテリー持ちを検証 POCO F5のバッテリー持ちを検証

また24時間一切触らずに放置してみたところ、バッテリーは4%消耗しました。

それぞれの結果をまとめると次のとおりになります。

使用時間バッテリー消耗使用可能時間(想定)
音楽再生 1時間4%約25時間
動画再生 1時間4%約25時間
原神 1時間13%約7.5時間
24時間放置4%約25日間

人気のGoogle Pixel 7aと比較するとこんな感じです。

使用時間POCO F5Pixel 7a
音楽再生 1時間4%3%
動画再生 1時間4%7%
原神 1時間13%17%
24時間放置4%9%

僅かにPOCO F5の方がバッテリー持ちが良いことが分かります。

待機中のバッテリー消耗が抑えられているところが素晴らしい。

さすがに重いゲームをプレイすればバッテリーはグングン消費していきますが、そうでなければ途中充電なしで1日は余裕で使えるはずです。

67W急速充電に対応

大容量バッテリーを搭載している弊害は充電時間が長くなってしまうこと。

急速充電規格に対応していなければ、いつまで経っても充電が終わらないなんてこともあり得ます。

この点、POCO F5は「67W Turbo Charging」に対応しております。

POCO F5は67W急速充電対応
POCO F5は67W急速充電対応

しかも専用充電器が・ケーブルも付属しているのが嬉しいポイントですね。

POCO F5の付属品

実際に20%からフル充電までにかかった時間は約45分

30分くらいで90%まで充電できて、その後少しずつ満充電になっていきました。

一般的なスマホの半分の時間でフル充電できちゃいます。

寝落ちして充電忘れた!そんな時でも出かける準備をしている間に、ある程度充電が終わっているでしょう。

なお、上位モデルのPOCO F5 Proはワイヤレス充電対応ですが、POCO F5は非対応

まぁ、有線でこれだけ早く充電できれば十分でしょう。本体も重たくなっちゃいますしね。

POCO F5のカメラ性能をレビュー

POCO F5のカメラ性能

スマホを購入するうえで気になるのは動作性能・バッテリー性能、そしてカメラ性能ですよね?

POCO F5で実際に撮影した作例を紹介するので参考にしてみてください。

基本的にシャッターボタンをタップするだけでAIまかせの撮影。誰でも簡単に指先一つで綺麗な写真が撮影できることが重要だと思っています。

ちびめがね
ちびめがね
ブログ掲載の都合上、全ての写真をリサイズしていますのでご注意ください。

カメラアプリ

カメラアプリは非常にシンプル。写真も動画もサッと取り出してすぐに撮影できます。

Xiaomiのスマホはよく使っていますが毎度おなじみのカメラですね。

POCO F5のカメラアプリ写真撮影
POCO F5のカメラアプリ動画撮影

超広角カメラと2倍ズームはワンタップで切替可能。ズームボタン長押しでその他の倍率に指定することができます。

POCO F5のカメラアプリ

豊富な撮影モードや設定へのアクセスも簡単。マクロカメラは設定の中にあります。

POCO F5のカメラアプリ

もちろん自分好みに調整しながら撮影できるプロモードもあります。

64MP高画素モードはここからでも選択可能です。

POCO F5のカメラアプリ

なおスクショ音は設定から消すことができますが、シャッター音は消せませんでした。

メインカメラの作例

まずはメインカメラでどんな写真が撮影できるのかチェックです。

比較用に僕が持っているスマホの中で最もカメラ性能が高い「Pixel 7 Pro」「iPhone 14 Pro」で撮影した写真をあわせて掲載していきます。

POCO F5
Pixel 7 Pro(失敗してピント合ってません・・・。)
iPhone 14 Pro
POCO F5
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro
POCO F5
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro
POCO F5
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro
POCO F5
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

日中の明るい場面ではどれも変わらず綺麗に撮影できる印象です。

これだけ綺麗に撮影できれば十分じゃないでしょうか?てか、十分でしょう。

Pixel 7 Proは質感が高く、POCO F5とiPhone 14 Proは鮮やかな色合いになる傾向がありますね。

こちらは太陽が木の葉に隠れている逆光のシーン。

POCO F5
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

自然かどうかは別にして、少しノイズが乗っていますがPOCO F5のHDR性能が高く出てくれました。

iPhoneはこういうシチュエーションが苦手っぽいですね。

スマホによっては赤が飽和してしまうことが結構あるんですが、POCO F5はどうでしょう。

POCO F5
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

やっぱり厳しかったようです・・・。

Pixel 7 Pro以外は花びらが飽和してしまいました。

最後に室内でのメシウマ撮影。

POCO F5
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

どれが美味しそうでしょう?iPhone 14 Proが良い感じですかね?

ちなみに今回の撮影ではPOCO F5のAIシーン補正は使っていませんが、有効にするとシーンに合わせた自動補正も可能です。

例えば先程のラーメンでAI補正を有効にするとこんな感じになります。

左が通常撮影で、右がシーン補正を有効にしたもの。

 

結構印象が変わりますよね。スープも辛そうになってますが笑

花や植物だと、さらに鮮やかな印象になります。

 

通常撮影とは一味違う変化を楽しめるので、場面に合わせて使い分けても良いかもしれませんね。個人的に誇張しすぎる傾向にあるのであんまり好きではないんですが・・・。

メインカメラ(夜景モード)の作例

もちろん低照度下でも綺麗に撮影できる夜景モードも搭載されています。

左が通常撮影で右が夜景モード。夜景モードにしなくてもそれなりに撮影できてしまうのが凄いですね。

 

夜景モードは撮影が終了するまでスマホを固定し続ける必要がありますが、POCO F5は2秒程度と短め。

さらにOIS(光学式手ぶれ補正)を搭載しているので待っている間にブレてしまうことが少ないと思います。素晴らしい!

POCO F5
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro
POCO F5
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro
POCO F5
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro
POCO F5
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

色合いは日中に撮影した感じと変わりませんが他の2つに比べるとやや暗め。

綺麗に撮影するには明るさが必要のようで、夜間撮影はそこまで強くないかもしれません。

またOIS搭載と言えどもブレちゃうことも時々。これは僕自身の撮影の問題かもしれないですけどね・・・。

ただ、暗いながらも良い部分もあって、明暗差が激しいシーンでは綺麗に撮影できちゃったりもします。

POCO F5
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro
POCO F5
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

被写体にフォーカスすれば良いのかもしれませんが、iPhoneはこういうシチュエーションでパッと撮影すると弱いですよね。

7種類のオリジナルフィルター

僕はフィルターを使って撮影することはあんまりないんですが、POCO F5には印象的・独創的な雰囲気になる7種類のオリジナルフィルターが用意されています。

同じ場面・被写体でも印象が変わって、なんかプロっぽくなるので使ってみると面白いかもしれません。

また、スマホカメラ好きが好みそうなフレームも用意されています。

これらは撮影後の編集でも使うことができるので、SNSにシェアする時なんかに便利ですね。

この他、Xiaomiスマホにお馴染みの不要な物を消してしまう機能や、空を加工して全く雰囲気の違う写真にする機能ももちろん搭載されております。

カメラ性能を高める機能ではないですが、あれば遊べるので嬉しいですよね。

64MP高画素モードの作例

POCO F5のメインカメラは6,400万画素でも撮影可能。

通常撮影では4つのピクセルを束ね、約1,600万画素にすることで感度を上げています。

左が通常撮影で右が高画素モードで撮影したもの。違いが分かりますか?

 

なんとなく画素数が高いほうが高精細に撮影できると思うかもしれませんが、そこまで大きな違いを感じませんよね。

ブログ掲載用にリサイズしちゃってるのもありそうですが・・・。

ただ、高解像度での撮影はトリミングで活かされます。それぞれの写真で同じ部分をトリミングした結果がこちら。

なんとなーーーく高画素モードの方が解像感が残っているような気がします。

ただまぁ、そこまで大きな違いはなく、ファイルサイズが大きくなってしまうこともあるので高画素モードには期待しない方が良いでしょう。

ちびめがね
ちびめがね
大きな紙にプリントする時なんかに使ってみましょう!

最大10倍のデジタルズームの作例

POCO F5には望遠カメラが搭載されていないので、デジタルズームで最大10倍まで引き伸ばしての撮影になります。

等倍・2倍・5倍・10倍でそれぞれ撮影してみました。

通常撮影
2倍ズーム
5倍ズーム
10倍ズーム

10倍ズームだと解像感が失われていますが、他のミドルレンジスマホに比べるとかなり良い感じだと思いました。

5倍ズームくらいまでであれば全然普通に使えちゃいそうです。びっくり。

ちなみに比較しているPixel 7 Pro・iPhone 14 Proには望遠レンズが搭載されているので、同じ10倍ズームでも質感が全然違いますよ。

Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

特にPixel 7 Proは粗さが殆どなくて凄いですよね。さすがに敵いません。

夜間撮影でのズーム性能もチェックしてみましょう。

通常撮影
2倍ズーム
5倍ズーム
10倍ズーム

もともと夜間撮影が得意ではないこともあり、2倍でもかなり解像感がなくなってガビガビしちゃいました。

低照度下での望遠撮影も厳しそうですね。

超広角カメラの作例

POCO F5はメインカメラの他に800万画素の超広角カメラも搭載。

メインカメラとの画角の違いはこんな感じ。

 

風景を撮影する時はもちろん、食卓全体を撮影する場合に重宝します。

POCO F5
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro
POCO F5
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

色の傾向はメインカメラ同様に鮮やかな印象ですが、やはり有効画素数800万画素なのもあって解像感が低くモヤッとした雰囲気になります。

他の2つに比べて画角は狭め。公式サイトのスペックではFOV119°とのことです。

明るいシーンならそれなりですが、メインカメラに比べると性能は低くなっちゃいますね。

夜景モードでの写りもチェックしていきましょう。

POCO F5
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro
POCO F5
Pixel 7 Pro
iPhone 14 Pro

暗くて厳しいですね・・・。

POCO F5の超広角カメラは明るい場面で使うのが良さそうです。

マクロカメラの作例

登場する機会は多くないかもしれませんが、200万画素のマクロカメラも搭載。

被写体から4cmくらいまでの接写が可能です。

通常撮影
マクロ撮影

解像感は低くなるものの結構寄れます。

この状態からディスプレイをピンチアウトすれば2倍ズームも可能です。

ただマクロ撮影ってスマホ自体が影になってしまうから意外と難しいですよね。

そんな時はデジタルズームを使うと同じように撮影できます。

4倍ズーム

影になりにくい分、こっちの方が綺麗かもしれません。

ポートレートモードの作例

簡単に背景ボケのある写真が撮影できるポートレートモードもあります。

深度計測用カメラは非搭載なのでソフトウェア処理になりますが、被写体との切り分けも上手。

人物以外の被写体にもボケモード的に使用可能です。

かなり大胆に背景ボケを作ってくれますが、被写体以外をバツっとボケさせてしまうのはソフトウェア処理によるものなので仕方ないかもしれませんね。

インカメラの作例

POCO F5のインカメラは1,600万画素。

個人的に利用機会が多くありませんが、このくらい撮影できれば十分でしょう。

屋外でも綺麗に撮影できています。

外カメ同様にインカメラのポートレートモードのボケ感も強め。

やはり距離感関係なく被写体を切り抜いて、その他の部分をガツンとボケさせるタイプです。

少々不自然な感じはするものの、使い道はありそうですね。

動画撮影の作例

POCO F5で動画撮影もしてみました。

1080pで撮影していますが、4K撮影にも対応しています。

参考にiPhone 14 Proで撮影した動画も掲載しています。(強風につき風切り音注意)

 

メインカメラは日中の明るい場面であれば綺麗に撮影できていました。

手ぶれ補正も効いているので動きながらの撮影でも使えそうです。

超広角カメラはメインカメラに比べると解像感が落ちて細かい部分がモヤッとしてしまいます。

メイン・超広角とも夜間撮影は厳しく、綺麗に撮影するには十分な光が必要です。

それなりに街灯があるような場所でも暗くなってしまいます。

さすがにiPhone 14 Proの動画性能には全く敵いませんが、メインカメラは日中なら活躍してくれそうです。

POCO F5を実機レビュー

 

ここからはPOCO F5の動作性能・バッテリー性能・カメラ性能以外のところを実機レビューしていきます。

OSはAndroid 13ベースのMIUI 14

POCO F5にはAndroidをカスタムしたXiaomi製OS「MIUI」の最新バージョンがプリインストールされていました。

POCO F5はMIUI 14搭載

ベースとなるAndroidのバージョンも、しっかり最新版。

Android 12のスマホも普通に発売されていますからね。

POCO F5はAndroid 13

メーカーによって搭載されているOS・UIが異なり、特色・機能も様々。

僕はXiaomi製スマホを多くレビューしていることもあり、MIUIは使い慣れているので安心感があります。

個人的になんのカスタムも施されていないピュアAndroidよりも好みかもしれません。

ホームランチャーにPOCO Launcherが搭載されているのが他のXiaomiスマホとの違いになります。デフォルトアイコンがポップに。

カメラアプリとChromeが似てるため時々間違えちゃいます笑

ジェスチャーショートカット、画面分割、フローティングウィンドウなどの便利機能もしっかり標準搭載。

背面タップはもちろん、指紋センサーダブルタップまでありました。

POCO F5の便利機能画面分割
POCO F5の便利機能フローティングウィンドウ

デュアルアプリ・セカンドスペース対応!

Xiaomiのスマホでおなじみのデュアルアプリとセカンドスペース機能。

日本国内で発売されるXioamiスマホでは削られてることもありますが、ご安心ください。POCO F5にはしっかり搭載されております。

特に1つのアプリを複製することができるデュアルアプリが便利。例えばLINEを複製すれば、1台のスマホで仕事用とプライベート用のアカウントを使うこともできちゃいます。

Android標準の複数ユーザー機能を見つけることはできませんでしたが、2人までだったらセカンドスペースを活用できますね。

生体認証は指紋認証&顔認証

POCO F5の指紋認証は電源ボタンに搭載。

反応も良く、ちょっと触るだけですぐにロックが解除されました。

POCO F5の指紋認証

設定からタッチ方式・押し込む方式の選択ができるので、誤動作が多い場合には押し込む方式にすると良いでしょう。

顔認証は専用センサーまでは非搭載なのでインカメラを使った簡易的なものです。

こちらも反応は良好で顔が入れば一瞬でロック解除されます。もはやロック画面が表示されないほど早いです。

POCO F5の顔認証

顔認証も設定で、ホーム画面に留まるか、直接ロック解除するか、好みの方式を選択可能です。

マスクを装着する機会が未だ多いので、指紋認証・顔認証どちらにも対応しているのが望ましいですね。

デュアルスピーカーでステレオサウンド

POCO F5には上部・下部それぞれにスピーカーが搭載されているので、横持ちならステレオサウンドを楽しむことが可能です。

POCO F5はステレオスピーカー

肝心の音質は中高音域が中心のクリアなサウンド。

個人的に低音がもっと効いてて欲しかったです。

下部スピーカーの方がやや音が大きい気がしますが、スマホを逆さまにするとスピーカーの定位も追従してくれのがGOODでした。

Dolby Atmosに対応しているので臨場感や音の広がりはかなり優秀です。

シーンに合わせたプリセットのほか、イコライザーも搭載されているので自分好みの音質に調整することもできます。

美しい有機ELディスプレイ・Widevine L1で高画質動画が楽しめるうえに、デュアルスピーカー。

POCO F5は音楽鑑賞・動画視聴などのエンタメを十二分に満喫できます。

イヤホンジャック搭載

スピーカーの音質は決して悪くはないですが、僕と同じように低音が物足りないと感じる人がいるかもしれません。

ご安心ください。POCO F5には3.5mmイヤホンジャックが搭載されております。

POCO F5のイヤホンジャック

ハイエンドモデルだと削られてしまうことが多いので、イヤホンジャックがあるのは嬉しいポイントです。

BluetoothコーデックはLDAC・aptX Adaptiveに対応

POCO F5のBluetoothコーデック

POCO F5にワイヤレスイヤホンを接続して使う人も多いと思います。

その場合に気になるのがBluetoothコーデック。

実際にワイヤレスイヤホンを接続してみたところ、対応状況は以下の通りでした。

  • SBC:○
  • AAC:○
  • aptX:○
  • aptX HD:○
  • aptX Adaptive:○
  • LDAC:○
  • LHDC:○

現在主流のBluetoothコーデックにフル対応。

LDACはもちろんaptX Adaptiveにも対応していました。

さらにLHDCにも対応している希少なスマホです。

POCO F5を実機レビューNothing Ear(2)はLHDC

LDACやLHDCに対応していることで無線でもハイレゾ相当の音質が楽しめます。

ただしAmazon Musicのストリーミング再生では「48kHz/24bit」の、いわゆる「JEITA定義のハイレゾ」が表示されていました。

おそらくSRCによるダウンサンプリングが原因だと思いますが、日本オーディオ協会が求める「96kHz/24bit」には非対応。

どちらにしてもハイレゾであることに違いはないものの、ちょっと寂しいのは事実。

Amazon Musicアプリの表示がどこまで正確なのかは分かりませんが、音質に拘りがある人は音源をダウンロードした方が良いでしょう。

POCO F5のスペック

POCO F5の特徴
サイズ長さ:約161.11mm
幅:約74.95mm
厚さ:約7.9mm
重さ約181g
ディスプレイ約6.67インチ
Flow AMOLED
1,080 × 2,400
FHD+
コントラスト比 500万:1
DCI-P3
680億色
最大輝度 1,000nits
Dolby Vision
HDR 10+
リフレッシュレート120Hz
タッチサンプリングレート240Hz
OSMIUI 14 for POCO
Android 13
SoCQualcomm
Snapdragon 7+ Gen 2
RAM8GB/12GB
LPDDR5
ROM256GB
UFS 3.1
外部ストレージ非対応
リアカメラ(メイン)6,400万画素
f/1.79
1/2.0″
OIS/EIS
リアカメラ(超広角)800万画素
f/2.2
FOV 119°
リアカメラ(マクロ)200万画素
f/2.4
インカメラ1,600万画素
f/2.45
ビデオ(リアカメラ)4K@30fps
1080p@60fps,30fps
720p@30fps
ビデオ(インカメラ)1080p@60fps,30fps
720p@30fps
バッテリー5,000mAh
67W急速充電
ポートUSB Type-C
生体認証側面指紋認証
顔認証
対応SIMnano SIM×2
2回線同時待ち受け
対応Band
5G: Sub6G: n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/77/78
4G: LTE FDD: B1/2/3/4/5/7/8/20/28/66
4G: LTE TDD: B38/40/41
3G: WCDMA: B1/2/4/5/8
2G: GSM: 850 900 1800 1900MHz
Wi-Fi802.11a/b/g/n/ac/ax
BluetoothVer5.3
位置情報GPS
GLONASS
Beidou
Galileo
QZSS
イヤホンジャックあり
スピーカーステレオ
Dolby Atmos
FMラジオなし
防塵防水不明
NFCあり
FeliCa(おサイフケータイ)非対応
ワイヤレス充電非対応

公式サイト>>Specs

まとめ:POCO F5のメリット・デメリット・評価

POCO F5のメリット・デメリット・評価

POCO F5を実機レビューしました。

最後に本記事のおさらい。メリット・デメリット・評価をまとめて紹介いたします。

メリット・デメリット

POCO F5を買うべきメリット、購入前に確認しておきたい注意点は以下のとおりです。

メリットデメリット
・安い!
・大画面で軽量
・美しいAMOLED
・ヌルヌル120Hz
・超快適な動作性能
・ゲーム性能も高い
・67W急速充電
・指紋認証&顔認証
・イヤホンジャック
・付属品が揃ってる
・夜間撮影が弱い
・SDカード非対応
・ワイヤレス充電なし
・防水性能なし

評価

総合評価:(4.5点/5点満点)

デザイン★★★★☆
サイズ感★★★☆☆
ディスプレイ★★★★☆
動作性能★★★★★
ゲーム性能★★★★☆
バッテリー性能★★★★☆
カメラ性能★★★☆☆
機能・付加価値★★★☆☆

4万円台でAnTuTuスコア95万点!

これがPOCO F5の全てと言って良いでしょう。

とにかく抜群の動作性能で、重いゲームでも十分遊べます。

それに加えて大画面ディスプレイにも関わらず軽く、バッテリー持ちもよし。

67W急速充電に対応しているのも嬉しいポイントです。

POCO F5は、なるべく安く基本性能が高いスマホが欲しい人に最適な1台だと思います。

日本でもこんなスマホが発売してくれたら良いんですけどねぇ・・・。

Xiaomiさん、期待しています!

ちびめがね
ちびめがね
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました!


2024年2月スマホ乗り換えドットコムセール

SoftBankに乗り換えを検討している人朗報です!

ソフトバンク正規代理店「スマホ乗り換え.com」でスマホセールを開催中。

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  • Google Pixel 8:実質24円
  • Google Pixel 8 Pro:実質24円
  • LEITZ PHONE 3:実質37,956円
  • AQUOS R8 Pro:実質24円
  • Xperia 1 Ⅴ:実質24円
  • Xperia 10 Ⅴ:実質9,840円
  • AQUOS wish3:実質24円
  • Redmi 12 5G:一括1円
  • あんしんファミリースマホ:一括1円
  • Redmi Note 10T:一括1円
  • iPhone 15 Pro:実質24円
  • iPhone 15:実質12円
  • iPhone 14:実質24円
  • iPhone SE(第3世代)64GB:実質24円

公式サイト>>スマホ乗り換え.com

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POSTED COMMENT

  1. 通りすがり より:

    LHDCに対応しているスマホを探してたどり着きました。これは迷わず買いですね。

    • ちびめがね より:

      通りすがりさん

      コメントありがとうございます。
      記事に辿り着いてくださって嬉しいです!
      LHDC対応スマホって貴重ですよね。
      僕がレビューしたスマホでは、POCO F5の他に、motorola edge 40、Nothing Phone (2)くらいでした。
      中でもPOCO F5はコスパ抜群だと思います!

  2. DX より:

    この機種はYou Tubeの4K60fpsで再生は余裕でしょうか?

    スマホのYou Tubeの4k60fpを余裕で再生できるスペック基準が分かりにくいのですが、
    Redmi note 9Sはスナドラ720G積んでてYou Tubeで4K60fpsまでは表示されるものの4K60fpsの再生は厳しく480pに落とされる感じです。 4K30fpsと1440p60fpsまでだと再生はできるようです。

    • ちびめがね より:

      DXさん

      コメントありがとうございます。
      ここ最近YouTubeの設定検証では「2160p60 HDR」動画を使うようにしています。
      僕が試した限りではPOCO F5はスムーズに再生できていましたよ。
      もちろん通信環境や動画の種類にもよりますが参考になさってください。

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