楽天モバイル公式サイトによるとXiaomi 12T Proは楽天回線でも使えるものの、一部機能に制限があるようです。
データ通信や通話機能は問題ないようですが「110/119通話などでの高精度な位置情報測位」に非対応。
ご利用の場合にはくれぐれもご注意ください。
公式サイト>>ご利用製品の対応状況確認
Xiaomi 12T Proを購入しました。
2022年12月に発売された「Snapdragon 8+ Gen 1」搭載のXiaomi製フラッグシップモデルです。
最高性能のパフォーマンスはもちろん、120W急速充電(神ジューデン)や2億画素のメインカメラが魅力的な1台になっております。
詳しい実機レビューはこちら。

Xiaomi 12T Proはソフトバンクから発売されるキャリモデルの他に、オープンマーケットモデル、いわゆるSIMフリーモデルもあります。
公式サイトに掲載されている対応Bandは以下のとおりで、基本的にどこのキャリアの回線でもSIMカードさえ装着すれば使えるはずです。(ドコモn79は非対応)
- 5G:n1/n3/n28/n41/n77/n78
- 4G(LTE FDD):B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/28
- 4G(LTE TDD):B38/39/40/41/42
- 3G(WCDMA):B1/2/4/5/6/8/19
- 2G(GSM):850 900 1800 1900 MHz
ただBandが対応していても実際にSIMカードを装着してみると、なぜか使えないことがあります。
特に楽天モバイルは対応Bandが少なく、無料通話にRakuten Linkが必要なこともあり実際に試してみなければ少々不安です。
また2022年12月20日現在、Xiaomi 12T Proは楽天回線対応端末・動作確認済み端末には含まれていません。
そこで実際に楽天モバイル(Rakuten UN-LIMIT)のSIMカードをXiaomi 12T Proに装着して検証したので本記事でご紹介いたします。
結論から言うと、楽天モバイルが正式に動作確認を行っている全ての項目を確認できたわけではありませんが、データ通信・音声通話・SMS・テザリング、いずれの用途でも利用できました。
本記事で紹介しているのは「楽天回線エリア」での検証結果です。パートナー回線については未検証ですのでご注意ください。また、公式対応端末ではないので不具合が生じてもサポートが受けられない可能性があります。
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Xiaomi 12T Proに楽天モバイルのSIMカードを装着・APN設定
Xiaomi 12T ProのカードスロットはSIMカード1枚のみ装着できるタイプ。
この他eSIMにも対応しているので2回線同時待受が可能です。
今回僕が試したのは楽天モバイルの物理SIMになります。
SIMカードを装着しただけで開通。APNは自動設定なので難しいことは何もありません。
ステータスバーに「Rakuten」と表示され、VoLTEマークもしっかり確認できました。
検証場所は楽天回線対応エリアなのでBand 3を掴んでいます。ここ最近は楽天モバイルの5G(NSA/4G流用タイプ)を拾うことも増えてきました。
エリアや時間帯によって変化するので参考程度にしかなりませんが、通信速度も問題ないようです。深夜にしてはちょい遅め?
Xiaomi 12T Proは特別な設定をする必要なく楽天モバイルのデータ通信が利用できます。
Xiaomi 12T ProでRakuten Linkが使えるかチェック!
楽天回線を無事掴んでくれたのでRakuten Linkで音声通話・SMSが使えるのかチェックしていきましょう。
データ通信が使えたとしても、楽天モバイルの場合はRakuten Linkが正常に動くかどうかが特に重要ですからね?
Rakuten Linkで音声通話
楽天モバイルユーザーはRakuten Linkアプリでの音声通話は無料です。
Xiaomi 12T Proで試してみたところ、発信・着信どちらも問題なく使えました。
Wi-Fi接続時のRakuten Linkの番号通知
1点注意したいのがWi-Fi接続時の音声通話の番号通知です。
Xiaomiスマホでは既知の問題なのだそうですが、Wi-Fi接続時にRakuten Linkで音声通話の発信・着信をすると「非通知」になる場合があります。簡単にまとめると以下のとおり。
発信 | 着信 | |
Wi-Fi 接続あり | 通話相手に自分の番号が表示されずに非通知になる | 通話相手の番号が表示されない |
Wi-Fi 接続なし | 通話相手に自分の番号が通知される | 通話相手の番号が表示される |
ただXiaomi 12T ProではWi-Fiに接続した状態でも発信・着信ともに番号が通知され、非通知になることはありませんでした。
もしWi-Fi環境で非通知になってしまう場合には、Rakuten Linkの設定で「通話時に優先的にLTEに接続する」を選択すれば、この問題は解決します。
データ容量も消費されないと記載されているので、基本的にこの設定は有効でいいでしょう。
Rakuten LinkでSMSの送信・受信
楽天モバイルはAndroidユーザーならRakuten LinkでのSMS送受信も無料です。
Xiaomi 12T Proでも問題なくSMSの送受信ができました。
ちなみにRakuten Linkの初期設定で必要なSMS認証もしっかり通ります。
これは「メッセージアプリ」での認証コード受信です。
Xiaomi 12T Proで楽天回線のテザリング
楽天モバイルの月額基本料が上限3,278円(税込み)であることを活かして、テザリングで利用している人も多いのではないでしょうか?
Xiaomi 12T Proでも楽天回線のテザリングが使えました。
設定内「接続と共有」から「ポータブルホットスポット」を有効に。
アクセスポイント名(SSID)とパスワードもここで確認できます。
あとは接続したいデバイスのWi-Fi設定で「Xiaomi 12T Pro」を探し、パスワードを入力すればOKです。
今回接続を試したのはXiaomi Pad 5。このくらいの速度が出ていれば、よっぽど大容量データのやり取りでもしない限りは困ることもないでしょう。
楽天モバイルの特徴・メリットを解説
楽天モバイルが提供しているキャリアサービスRakuten UN-LIMITの特徴・メリットを確認していきましょう。
- 楽天回線はデータ使い放題
- エリア外でも5GBまで速度制限なし
- 速度制限になっても1Mbps
- 5G回線が無料で使える
- 契約事務手数料等が無料
- 通話料・SMS利用料が無料
- 他社(MNO)よりお得
楽天回線はデータ使い放題
他社(MNO)の大容量プランでは、速度制限なく使えるデータ通信量(ギガ)が多いので気にする必要がほとんどありません。
それはRakuten UN-LIMITでも同様。楽天回線提供エリアではデータ使い放題です。
いくらギガを消費しても、通信速度に制限がかかることがないので安心。
しかも月額基本料も最大3,278円。
100GB使っても、200GB使っても月額基本料が高くなってしまうことはありません。
エリア外でも5GBまで速度制限なし
データ使い放題なのは楽天回線提供エリアのみ。
少しずつ広がってきたとは言え、残念ながら楽天回線提供エリアは限定されています。
公式サイト>>楽天回線エリア
楽天回線エリア外では使えないのかと言うと、そうではなく、パートナー回線(au回線・プラチナバンド)を利用することになります。
ただし、高速データ通信が利用できるのは5GB/月まで。超過後は速度制限にかかってしまいます。
速度制限になっても1Mbps
パートナー回線でデータ通信量(ギガ)を5GB消費すると通信速度に制限がかかります。
しかし、Rakuten UN-LIMITでは速度制限後でも1Mbpsで利用可能です。
通常、速度制限になると低速すぎて使い物になりませんが、1Mbpsの速さであれば動画閲覧などには厳しいものの、SNSやネットサーフィンくらいであればそこそこ快適に利用できるのでご安心ください。
5G回線が無料で使える
楽天モバイルは5G回線を標準搭載しているので、5G対応端末さえ使えば追加料金を支払うことなく5G回線を利用できます。
楽天モバイルに限らず、どのキャリアでも5G回線エリアが狭い状況なので実用的ではありませんが使えるに越したことはありません。
なお5G回線対応エリアは公式サイトの地図上で確認できます。
公式サイト>>楽天回線エリア(5G)
黄色のエリアが5G回線に対応しているところです。サービス開始直後よりは少しずつ増えています。4G・LTE回線を含めて今後のエリア拡大に期待しましょう。
契約事務手数料等が無料
楽天モバイルは契約事務手数料・MNP転出手数料が無料です。
携帯会社の乗り換えにかかる事務手数料って結構ばかになりません・・・。
この点楽天モバイルなら、加入する時も、他社へ転出する時も手数料がかからないので、気軽に試せるメリットがあります。
3ヶ月無料期間だけ使ってみようかな?
そんな風に考えている人にとっては嬉しいポイントですよ。
通話料・SMS利用料が無料
Rakuten UN-LIMITの加入者は、専用アプリ「Rakuten Link」を使えば通話料・SMS利用料も無料になります。
LINEで通話する人も多いですが、固定電話への通話料も無料になるので重宝します。
ただしiPhoneで楽天モバイルを使う人は要注意!
iOS版Rakuten Linkの仕様変更され「改悪」と言われても仕方のない内容になっております・・・。
- Rakuten Link以外の固定電話や通話アプリからの着信は、iOS標準アプリで着信する
- Rakuten Link以外からのSMS送受信は、iOS標準アプリで送受信する
こちらの記事で、変更内容について詳しく紹介しているので御覧ください。

他社(MNO)よりもお得に使える!
現在、楽天モバイル以外のMNOでも格安料金プランがあります。
キャリア / プラン名 | 月額基本料(税込) | 備考 |
docomo / ahamo | 2,970円 | 月20GB 5分間無料通話付 |
Sofbank / LINEMO | 2,728円 | 月20GB 無料通話はオプション |
au / povo | 2,728円 | 30日間/20GB 無料通話はオプション |
楽天モバイル / UN-LIMIT | 最大3,278円 | ギガ無制限 通話料無料 |
どこの通信会社でも月20GBを2,728円から利用できるので、これまで大手キャリアが提供してきた料金プランよりもずっと安く利用できます。
ただ、それでもやっぱり楽天モバイルの方がお得。
月額3,278円で使えるデータ通信量(ギガ)は無制限で、Rakuten Linkアプリを使えば通話料も時間に関係なく無料になります。
このように楽天モバイルを利用するメリットは多いです。
Rakuten UN-LIMITについては、こちらの記事でさらに詳しくレビューしているので是非併せてご覧ください。

公式サイト>>Rakuten UN-LIMIT
ギガをいくら使っても
\ 月額最大3,278円 /
まとめ:楽天モバイルでもXiaomi 12T Proが使えます
Xiaomi 12T Proで楽天モバイルが使えるのか試してみました。
楽天回線提供エリアであれば以下の内容での利用が可能です。
- データ通信
- Rakuten Linkでの音声通話(発信・着信)
- Rakuten LinkでのSMS(送信・受信)
- テザリング
パートナー回線での動作は試していないので、回線の自動切り替え等がうまくいかない場合もありますし、公式での確認項目全てを試しているわけではない点はご留意ください。
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