Harbor DynamicsのモバイルバッテリーSUPERをクラウドファンディングサイトMakuakeで先行購入しました。
- バッテリー容量26,800mAh
- USB-C×2 & USB-A×2
- 単ポート最大出力100W
- 合計出力最大140W
- 10Wワイヤレス充電可能
- パススルー充電対応
スマホやタブレット、ノートパソコンなど、SUPERで充電できないものはないでしょう。
複数のデバイスを持ち歩いている人におすすめのモバイルバッテリーですが、販売予定価格が23,300円（税込）と、お値段もなかなかSUPERです・・・。
一般発売前に実機を入手しましたので、本記事で紹介していきます。
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Habor SUPERの外観と付属品
SUPERはMadSpace Japan社のブランドHabor Dynamicsのモバイルバッテリーです。
MadSpace Japanは、主にクラウドファンディングサイトMakuakeで、僕たちをワクワクさせてくれるような新商品を次々発表しています。
Makuake＞＞MadSpace Japanのプロジェクト
SUPERのカラーバリエーションはブラックとシルバーの2色。
僕はブラックを購入しました。
航空機にも使えるアルミニウム合金製のボディは非常に頑丈。
マットな質感で、指紋や脂汚れも目立たなくて良い感じです。
サイズは184.5mm×85mm×25mmと巨大です。
パワフルなのにコンパクト！と商品説明に記載されていましたが、実際に手に取るとかなり大きいと感じてしまいます。
僕がメインで使っているGoogle Pixel 5と比較するとこんな感じ。
Nintendo Switchの本体よりも大きいサイズ感です。
重さも612gと超ヘビー級。
ただ、25,000mAh以上のモバイルバッテリーなら600g前後が標準的なので、他社製に比べて重すぎるということはありません。
側面には電源ボタンと4つのUSBポートを搭載。
電源ボタンを押すとLEDインジケーターが点灯し、バッテリー残量を表示してくれます。
- 消灯：0%
- 1個点灯：1%～25%
- 2個点灯：25%～50%
- 3個点灯：50%～75%
- 4個点灯：75%～100%
反対側面には性能表示が印字されていました。
USB-CポートのPDOをUSBテスターで確認してみました。
残念ながら5V出力時の電流は3Aではなく2.4Aまでのようです。
なお、どちらのUSB-CポートもPPSに対応しているようです。
通常Power Deliveryでは、固定の電圧と電流でデバイスに電力供給されます。
それがPPSに対応していれば、電圧と電流を細かく刻んで給電できるので、変換ロスと発熱を抑えることが可能です。
もちろん、給電を受ける側（スマホやノートパソコン等）もPPSに対応していなければ機能しませんが。
表面にはワイヤレス充電用のチャージパッドがあります。
Makuakeでの商品画像だと白文字で「Harbor」と表示されていたのですが、実際の商品はパッドとほぼ同色になっていました。
光の加減で見えるようになるので、これはこれでかっこいいですね。
Habor SUPERの付属品は以下のとおり。
- ユーザーマニュアル
- USBケーブル
USBケーブルは、USB-C to USB-Cのもの。
100W入出力に対応しているので、おそらくeMarker搭載モデルだと思います。
なお、USB充電器（ACアダプター）は付属していないので、別途購入する必要があります。
SUPER本体を急速充電するには、100W出力可能なUSB充電器が必要なのでご注意ください。
スマホに付属のUSB充電器を使うと、本体充電にものすごく時間がかかります・・・。
Habor SUPERのここが凄い！購入すべき5つのメリット
SUPERを買うべきメリットとも言うべき特長は以下の5つです。
- 大容量26,800mAh
- 最大入出力100Wのハイパワー
- ワイヤレスで置くだけ充電
- 5台同時充電できる
- パススルー充電対応
1つずつ紹介していきます。
大容量26,800mAh
SUPERのバッテリー容量は26,800mAhと、最新のデバイスを何度もフル充電できる超大容量です。
- ノートパソコン：1回以上
- タブレット：2回以上
- スマートフォン：5回以上
- ゲーム機：4回以上
- スマートウォッチ：20回以上
- ワイヤレスイヤホン：数百回以上
毎日持ち歩くのはもちろん、電源が確保できないアウトドアや緊急時にも活躍してくれます。
最大入出力100Wのハイパワー
SUPERのUSB Type-Cポート（左端）は、単ポート利用時に最大100W入出力可能です。
また、その他のUSBポートも以下のとおり急速充電可能なタイプ。
- USB-C（100W入出力）
- USB-C（65W入出力）
- USB-A（22W出力）
- USB-A（18W出力）
実際に複数のデバイスを充電してみたところ、十分な出力を確認できました。
-
- ノートパソコン（27W）
-
- Nintendo Switch（11W）
-
- Pixel 5（19W）
-
- iPhone SE（10W）
また、SUPER本体の充電も最大100W入力可能なので、26,800mAhの大容量であっても2時間ほどでフル充電できます。
-
- 100W入力
-
- 65W入力
100W出力可能なモバイルバッテリーはなかなかないので、大型のノートパソコンを使っている人は特に重宝すると思います。
なお、60W以上の出力をするためには、eMarkerチップが搭載されたUSBケーブルを使用する必要があるのでご注意ください。
ワイヤレスで置くだけ充電
大容量で高出力なだけでも大きなメリットになりますが、SUPERはさらにワイヤレス充電Qi（チー）にも対応しています。
本体のワイヤレスチャージマットにQi対応デバイスを置くだけで充電可能。
ワイヤレス充電は本当に便利で、一度使ったらなくてはならないものになります。
出力も最大10Wになるので、対応デバイスであれば付属のACアダプターより早く充電できちゃいますよ。
使い方は電源ボタンを1回押して緑のLEDインジケーターが点灯すればOKです。
5台同時充電できる
SUPERには4つのUSBポートとワイヤレス充電を併せて、同時に5台のデバイスを充電できます。
ノートパソコン、タブレット、スマホ、イヤホンなどなど、充電が必要なデバイスを複数持ち歩くのが当たり前になっていますからね。
そんな時でもSUPERを1台持っていれば安心です。
ただし、複数のUSBポートを同時に利用する場合には、最大出力が調整されるのでご注意ください。
使用ポートと総出力の関係は以下の表のとおりです。
| 総出力 | USB-C（100W） | USB-C（65W） | USB-A（22W） | USB-A（18W） | ワイヤレス |
| 75W | 65W | 10W | |||
| 93W | 65W | 18W | 10W | ||
| 97W | 65W | 22W | 10W | ||
| 110W | 100W | 10W | |||
| 115W | 65W | 合計40W | 10W | ||
| 140W | 65W | 65W | 10W | ||
| 140W | 65W | 合計65W | 10W | ||
USB-Cポートはどんなシチュエーションでも65W出力をキープ。
13インチクラスであればノートパソコン2台でも同時充電可能なので、ハイパワーであることが分かります。
パススルー充電対応
SUPERはパススルー充電に対応しています。
そのため、本体を充電しながら別のデバイスへの給電が可能です。
本体充電＋スマホへ給電
大容量モバイルバッテリーの弱点は、本体充電時間が長くなること。
そのため、パススルーに対応しているかどうかは、製品を購入する際の重要なポイントになります。
なお、ワイヤレス充電を使っている場合には、100W入力ポートを使用しても65Wに調整されるようですのでご注意ください。
本体充電＋ワイヤレス給電Habor SUPERはここがイマイチ！
SUPERを実際に使ってみて、以下の2つがイマイチだと感じました。
- 専用ポーチが付いていない
- USB-CにPD以外の独自急速充電規格が内包
1つずつ紹介していきます。
専用ポーチが付いていない
SUPERはサイズが大きく重量があり、さらに航空機使用の頑丈な合金アルミニウムを採用しています。
そのため、カバンの中に入れて持ち歩いた場合、他の端末に傷をつけてしまう可能性が高いです。
ハードケースではなくとも、せめてクッション性に優れた専用ポーチが付属していたら良かったなと思いました。
様々なデバイスを同時に充電できるので、多少重くともメインモバイルバッテリーとして持ち歩きたいですからね。
一般発売はこれからなので、是非付属品に加えて欲しいポイントです。
USB-CにPD以外の独自急速充電規格を内包
SUPERはどんなデバイスへも急速充電できる点がメリットです。
しかし、USBテスターでUSB-Cポートを確認したところ、Power Delivery以外の独自急速充電規格が検出されました。
- Apple 2.4A
- Qucik Charge 3.0
- Quick Charge 2.0
- Samsung AFC
- Huawei FCP
-
- USB-C（100W）
-
- USB-C（65W）
USB Type-Cには「Power Delivery」以外の独自充電規格を搭載してはいけない、というルールが定められています。
つまり、厳密に言えばSUPERは規格違反になります。
USB-Aポートの仕様には急速充電規格の表示があったのですが、USB-Cポートについてはありませんでした。
ただ、eMarker搭載ケーブルが破損してしまう可能性が0ではないものの、実際に使ってみた範囲では実用上問題はなさそうです。
個人的にはいろんなデバイスを急速充電できるから便利だよねと思うのですが、気になる方は、購入しないほうがいいかもしれません。
Habor SUPERのレビューまとめ
Habor DynamicsのモバイルバッテリーSUPERをレビューしました。
- バッテリー容量26,800mAh
- USB-C×2 & USB-A×2
- 単ポート最大出力100W
- 合計出力最大140W
- 10Wワイヤレス充電可能
- パススルー充電対応
大容量でなんでもできる、万能タイプのモンスターモバイルバッテリーです。
複数のデバイスを持ち歩いている人はもちろん、1台購入しておけば短期間の宿泊や災害用の備蓄品としても活躍できます。
PDOの仕様や独自急速充電規格の内包と、USB-Cに気になる部分はありますが、実際に使ってみても実用上問題は感じられませんでした。
販売予定価格は2万円超と少々お高いものの、価格に見合った性能を持っているのでおすすめです。
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- LEITZ PHONE 3：実質37,956円
- AQUOS R8 Pro：実質24円
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