AUKEYのワイヤレスイヤホンMOVE Neoを購入しました。
僕が知る限り現在購入できるAUKEY製のワイヤレスイヤホンで唯一Bluetoothコーデックに「aptX」が採用されているモデル。
更にIPX7等級の防水性能も備えており他のワイヤレスイヤホンよりも高性能です。
その分価格がちょっぴりお高めで5,880円(税込み)となっております。
実際に使ってみたところ、ANC(アクティブノイズキャンセリング)などの人気機能は搭載されていないものの、クリアな音質とコンパクトなサイズ感が魅力で価格以上に良い感じのワイヤレスイヤホンだと感じました。
本記事ではAUKEY「Move Neo」をレビューしていきます。
AUKEY MOVE Neoのデザインと付属品
Move Neo(EP-T27)はAUKEY製の左右分離型完全ワイヤレスイヤホンです。
充電器やモバイルバッテリーのイメージの強いAUKEYですが、イヤホンも数多く販売しています。
当サイトでもAUKEY製のオーディオ機器をレビューしていますので、本記事と併せて是非御覧ください。
カテゴリー>>オーディオ
Move Neoにカラーバリエーションはなくブラック1色。
光沢の少ないマットな色合いで指紋は目立ちませんが皮脂汚れはそれなりに目立ちます。
サイズは実測で58mm×46mm×23mmと非常にコンパクト。
ちょうどAirPods Proのようなサイズ感で手のひらに収まります。
重さもイヤホンを含めて40gと軽量でした。
物理ボタンは搭載されておらず表面にはケースの充電状態を表示するLEDランプ。
それと本体底面に充電用のUSB-Cポートが搭載されています。
上蓋はマグネットで固定されていますが、片手でも開閉可能です。
ちょっと軽すぎるのでヒンジが壊れてしまわないか心配ではあります・・・。
ケース表面にバッテリー残量を表示するLED、内側のLEDはイヤホンの充電状態の表示です。
LEDの色 | ステータス |
---|---|
赤 | 充電中/残量30%以下 |
青 | 充電完了/残量100%~30% |
LEDの色 | ステータス |
---|---|
赤 | 充電中 |
青 | 充電完了 |
イヤホンはケースに縦に挿入して収納するタイプ。
マグネットで固定されているので誤って逆さまにしても落ちてしまうことはありません。
イヤホンのサイズもケース同様かなりコンパクト。
耳の穴に直接挿入するカナルタイプのイヤホンです。
重さもわずか4gとかなり軽量なので装着していて耳の負担になることはまずないでしょう。
ケースの充電端子を接する部分が金メッキになっているのが個人的に好きなポイント。
ブラックとゴールドの組み合わせはラグジュアリーな雰囲気に感じます。
MOVE Neoの付属品は以下のとおり。
- マニュアル・保証書
- 充電ケーブル
- イヤーピース
充電ケーブルはUSB-A / Cのもの。
イヤーピースは元々装着されているものの他に2サイズ付属しています。
イヤーピースの傘の部分をひっくり返して引き抜けば外れるので、交換は簡単です。
軸の部分が赤になっているのはAUKEYにしては珍しいデザイン。
AUKEY MOVE Neoを実機レビュー
ここからはMOVE Neoを実際に使ってみた様子をレビューしていきます。
音質はフラット傾向
AUKEYのイヤホンは低音重視のドンシャリ傾向のものが多いのですが、MOVE Neoはフラット傾向だと感じました。
最も耳に届きやすいのはボーカルです。
こもった雰囲気ではないので非常に聴き取りやすく、アコギ1本で歌い上げるような楽曲にハマります。
フラット傾向と言っても、低音にはコシがあり力強さを感じました。
高音域は少々残念な感じでキンキンはしないのですが、「サ行」「つ」やハイハットの音がシャリシャリと散らばってしまい耳障りな印象です・・・。
あまりにもボリュームを大きくしてしまうと聞き疲れするかもしれませんね。
もう1つ特徴を感じたのが定位感。
音場はそれほど広くないものの、音色の分離がしっかりしていて、どの音がどこから聞こえてくるのかが非常に分かりやすくて良かったです。
様々なジャンルの音楽を一通り聞いてみましたが、ロックが最もしっくりきていました。
それも、デジタルサウンドを多用している最近の曲よりもロックレジェンド達の楽曲。
- ガンズ・アンド・ローゼズ
- AC/DC
- エアロスミス
- レッド・ホット・チリ・ペッパーズ
- KORN
こういった誰でも1度は耳にしたことがあるような楽曲をMOVE Neoで改めて聞き直すと新たな発見ができるかもしれませんね。
参考までに最も合っていない曲はBTSのIDOLという曲。
韓国語特有なのかシャリシャリ音が前面に出てきて最後まで聞いてられませんでした・・・。
残念ながらAUKEY製のイヤホンに接続できるコンパニオンアプリがないので、イコライザーで好みの音質にすることはできません。
接続デバイスや音楽再生アプリのイコライザーで調整することになります。
ペアリングは探してタップするだけ
MOVE Neoのペアリングはとても簡単です。
接続したいデバイスのBluetoothe設定から「EP-T27 L」or「EP-T27 R」を見つけてタップするだけ。
なお「L」を接続すると左イヤホンだけを単独利用することができて、「R」であれば右イヤホン。
片耳だけ使いたい場合には「L」「R」いずれかだけ取り出してペアリングする必要があります。
マルチペアリングに対応しているので最大6台のデバイスと接続可能です。
「マルチポイント」には対応していないのでご注意ください。
装着感は軽量でGOOD!
MOVE Neoはサイズがコンパクトで軽量なので装着感は良かったです。
足のように伸びたスティックも短めで「耳からうどん感」も殆どありません。
イヤーピースのフィット感もまずまずで、イヤホン自体が耳栓代わりになってくれます。
いわゆる「パッシブノイズキャンセリング」が効いている状態です。
ただしカナル型イヤホン特有の圧迫感・閉塞感はあるので苦手な人は使用しないほうが良いでしょう。
タッチ操作可能だけど使い勝手は良くない
MOVE Neoはイヤホンをタッチすることで音楽再生・通話のリモコン操作が可能です。
赤丸の部分がタッチセンサーになっています。
操作はタッチする回数で異なり、以下の表のとおりです。
音楽再生 | 通話 | |
左右いずれか1回タッチ | 再生/一時停止 | なし |
左右いずれか2回タッチ | なし | 応答/終了 |
左右いずれか3回タッチ | 音声アシスタント起動 | |
左右いずれか2秒長押し | なし | 着信拒否 |
右2回タッチ | 曲送り | なし |
左2回タッチ | 曲戻し | なし |
タッチするだけで操作できるので便利ではありますが、1回タッチで音楽再生されてしまうのが非常に不便。
イヤホンをケースから取り出したり、装着時に位置を調整するだけで反応してしまいます・・・。
物理的に押すタイプのイヤホンの場合は気にならないのですが、タッチの場合は1回で操作する機能を搭載しないでもらいたいですね。
反応が良いだけになおさら不便に感じます。
また、コンパニオンアプリがないので、タッチアサイン(機能の割り当て)を変更することもできません。
通話品質は安定して良好
MOVE Neoを使う最大のメリットかもしれないと思った点が通話品質。
左右のイヤホンそれぞれに通話時のノイズキャンセリングに対応したマイクを2つ搭載しているため、通話相手の音声が非常にクリアに聞こえます。
実際にLINEで通話してみたところ、こちらの声も聞きにくいことはなく、通話相手も声もハッキリ聞こえていました。
MOVE Neoはコンパクトで軽量なので、長時間のWeb会議等でも重宝すると思います。
IPX7等級の防水性能搭載
MOVE Neoの防水性能は強力です。
一般的に汗や雨に強いIPX4等級くらいあればワイヤレスイヤホンとしては十分ですが、MOVE NeoはIPX7!
水深15cm~1mで30分間水没させても浸水することがない程の強さ。
不注意で水没させてしまっても、これなら安心です。
なお水に濡れた場合は、危険なので必ず乾燥させてから充電するようにしましょう。
また、防水性能が高いと言ってもシャワーやプールで使えば壊れてしまうので、ご注意ください。
AUKEY MOVE NeoはaptXに対応している
MOVE NeoはBluetoorhコーデックにaptXを搭載しています。
一般的なワイヤレスイヤホンに搭載されている「SBC」「AAC」よりも高音質で低遅延。
そこで実際に音質と遅延を比較して検証してみました。
SBC・AACよりも高音質
僕が普段使っているスマホはOPPO Reno5 AでaptXに対応しています。
そして、iPhoneのBluetoothコーデックはAACなので、MOVE NeoをiPhoneに接続して同じ曲を再生して音質を比較してみました。
実際に聞いてみたところ、両者の音質に全く違いは感じられませんでした。
aptXに対応しているから高音質!とは言えないようです・・・。
このため、MOVE NeoはiPhoneでもAndroidでも同じ様な音質になります。
SBC・AACよりも低遅延
ワイヤレスイヤホンはBluetoothで音声データを送信するので必ず遅延が発生します。
aptXはSBC・AACに比べて低遅延と言われているので、音質同様にiPhoneに接続した場合と比較してみました。
残念ながらこちらも両者で違いは分からず・・・。
どちらでも動画視聴なら遅延は気になりませんが、音ゲーをプレイするのは無理という感じでした。
aptXに対応している点はAndroidスマホユーザーにとって嬉しいメリットになるものの、実際にその効果を実感できるのかと言ったら難しいと思います。
時々全然違う!という感想も見かけますが、正直僕は懐疑的です。
いわゆるプラシーボ効果ではないでしょうか?
よっぽど緻密にイヤホンを使いたいなら話は別ですが、普段使いするくらいならAACに対応していればそれなりの音質で音楽を楽しむことができるでしょう。
AUKEY MOVE Neoのスペック
型番 | EP-T27 |
重さ | ケース:28g イヤホン:7g |
バッテリー容量 | ケース:380mAh イヤホン:50mAh |
充電時間 | ケース:2時間 イヤホン:40分 |
連続再生時間 | 5時間 ケース充電含め25時間 |
Bluetoothプロファイル | A2DP,AVRCP,HFP,HSP |
Bluetoothコーデック | SBC,AAC,aptX |
ドライバーサイズ | 6mm |
感度 | 90dB±3dB SPL (at 1kHz/1mW) |
周波数範囲 | 20Hz–20kHz |
インピーダンス | 16Ω±15% |
マイク感度 | -42dB ±3dB (at 1kHz ref 1V/Pa) |
マイク周波数範囲 | 00Hz–10kHz |
防水性能 | IPX7 |
通信距離 | 最大10m |
接続台数 | 最大6台 |
- アクティブノイズキャンセリング
- 外部音取込
- ワイヤレス充電
- 専用アプリ・イコライザー
これらの人気機能は搭載されていないのでご注意ください。
AUKEY MOVE Neo(EP-T27)のレビューまとめ
AUKEYのワイヤレスイヤホンMove Neoをレビューしました。
コンパクトなサイズ感でIPX7等級の防水性能が搭載された使いやすいモデル。
aptXに対応している点も他のAUKEY製ワイヤレスイヤホンとは異なるメリットです。
aptXの特性を実感できるのかと言ったら難しいかもしれませんが、そもそもMOVE Neoの音質がクリアで優秀。
また、通話音質がかなり安定しているので長時間のWeb会議にも重宝するのでおすすめです。
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